不要な受診は避けるべき

 曇り、気温はマイナス3度.昨日の夜も雪が降り朝起きると10cm程度の積雪となっていた.これでいつも通りの積雪量に近くにはなった計算である.

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 厚労省から受診、相談の目安というのが出てきた.熱があるからと言ってむやみやたらに医療機関に受診されるとその切り分けに忙殺され他の病気の治療に差しさわりが出てくる.

 この辺りの塩梅が難しいのは確かで発熱が直ぐに普通の風邪なのかインフルエンザなのかそれとも新型肺炎なのか専門家でもその切り分けは不可能である.

 だから今のところ発熱したからと言って直ぐには受診せず様子を見てくださいと言うのは至極真っ当である.それを生ぬるいと言って全ての人を診察しろと言うのは暴言である.

 この時期、北海道は寒く体調を崩す人が多く出る.その人たちが他の病気を持っていればなおさら重症化しやすいものである.

 もし、日常的に医療体制を整え全ての疾患を受け入れるように医療体制を整えるとしたらどれ程の費用が掛かるのか考えたことがあるのだろうか?日ごろから医療費が高いと言っている方も多いと思うが、そういった万全の体制を整えるには10倍以上の負担が国民に掛ってくるだろう.その負担を受け入れる覚悟があるのなら構わない.

 中国やアメリカでは、そういった医療が平等に受け入れられない状況がある.日本はその点国民のすべてが平等に医療を受けられる制度を維持してきた.健康で長生きをするにもやはりそういった体制を維持するための協力が必要である.

 もし、そういったことが我慢できないようであれば今の医療体制は簡単に瓦解してしまうだろう.

 今の日本の医療体制のすばらしさが、日本をここまで繁栄させてきたことを理解すべき時だろう.