自由を奪う自由

 晴れ、気温は2度.自分はこの時期白樺花粉のアレルギーがあるため大変鼻がむずむずする.アレルギーの大変さはなってみないと判らない.

 

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 全国規模での非常事態宣言が出て、5月6日まで続くことになった.当然、色々なものが自粛されるので休みになっても外に出るのは控えるということになる.このまま、普通の生活をすれば相当数の感染者と死者が出るのは確実であるので致し方ない.

 それでも不要不急でない仕事は続けられるわけで、スーパーを含めた小売業や、生活必需品を供給する製造、運送などは続けられる必要がある.当然、医療機関もその対象である.

 こういった非常事態でも感染が広がるようであれば日本は終わると考えてよい.それでも今までの努力は全く問題があったわけではなく、努力があってこそである.それを非難するのはいかがなものかと思う.

 コメンテーターなどは、所謂観客の一人である.彼らは、舞台上の演技者を見て好き勝手な批評をする.しかし、彼らが現場に立ってどれだけの仕事ができるかというと全くできないと思う.それなりの知識経験が無ければ現場を指揮統率することは不可能である.

 

 今までの彼らの役割は、火事に油を注ぐ火付け役である.一種の政府に対する国民の不満を代弁することでその不満を和らげる役割である.この非常事態にもなお非難を続けるなら反政府活動を行っていると言って良いだろう.これからは、国民が一致団結して国難に立ち向かう方向へ導くことが彼らの役割となる.

 こう書くと言論の自由を否定していると言われるかもしれないが、多くの国民の命を救うために必要ならば個人の自由は制限されるべきである.何故なら新型コロナウイルスによって人が亡くなるということは、亡くなった人のこれからの自由な生を奪うことになるからである.