言論の自由を叫ぶ陰で暴力で自由を封じることは許されるべきではない

 曇り、気温は8度.

 沖縄近くの海域に台風14号が迫っている.ここから進路を変え東に向かうようだが、その進路は日本列島上陸する可能性を残している.当初の九州、四国の上陸は無いようで、紀伊半島から関東に掛けて接近する様相である.

 北海道には台風の影響は無いようで、今週末にかけて晴天の見込みでひとまず安心している.台風が接近している地域の方は、くれぐれも素早い行動を取ってもらいたいと同時に、被害が最小限であることを祈っている.

 

www.47news.jp

 今日にも核のゴミの文献調査への応募が決まるとみられている寿都町の町長宅で放火事件があった.

 暴力で事をなすことを許せば、この先の未来はない.この事件でもし寿都町が応募を取りやめるとなれば、反対する立場のものは暴力で解決することを優先してしまう.こういったことは起きるべきではない.

 原子力発電の問題は、本来なら今の若い世代が積極的に受け入れたことではない.原子力の利用を決めたのも遥か昔のことになっている.その世代の人たちが本当に必要と考えて作ったのだが、如何せんその頃より核のゴミ問題はあり、ずーっと先延ばしになり続けてきた問題である.

 いつか解決しなければならないと考えながら今まで何も糸口が見つかっていない状態である.このまま先延ばしをすればいつか科学技術の進歩で核のゴミ問題が解決すると考えていたのかもしれない.

 このまま行くと本当に人類が滅亡してしまうか、人体に対して無害になる10万年、100万年くらいまで解決しないまま放置されるかになってしまうだろう.

article.auone.jp

学術会議の問題、モリカケと同じように話が進行している.与党も野党も政府もこの問題をだらだらと続けていくのだろうか?

 色々な情報を見るにつけ、権威に対する驕りと忖度の度合いが垣間見えてゴミ溜めの中身を見せられているようで不快である.

 人間の本能なのかもしれないが、何らかの形で権威を手に入れようとする.権威は人に幸福感をもたらすものである.そのために色々なものを切り捨てていく.そして、それに群がる者たちを従えて行動するようになる.所謂ミニ独裁者になっていくものである.

 ある人達にとっては、それが水戸黄門の印籠の役割を果たすが、それに関係ない人にとってはただの印籠でしかない.目に見えるものは立場によって変わる.

 今回の騒動は、ある意味虎の威を借りる狐にとって如何にその影響力を手に入れるかの騒動にしか過ぎない.

 今回の騒動で漏れ聞こえてくるのは、日本学術会議そのものが、何の機能も果たしてはいないという情報である.所謂、昔の貴族院のような存在である.胸に勲章を付けてもらうための存在である.そういう人たちを集めることにより国に何らかの協力をすることを求めていたのだろう.

 それを、学問の自由という言葉で反論する姿を見て、滑稽でしかない.所謂権威を持たない庶民の戯言かもしれないが、学術を極める者にとって権威は無用の長物である.それがあろうがなかろうが、評価は得られるものである.

 これも綺麗ごとかもしれない.権威をありがたがる人たちにとって権威はダイヤの宝石である.しかし、それを崇めない人にとって石炭に見えるのも滑稽である.