本当に大失敗?

 曇り、気温は3度.空は黒に近い灰色の雲が覆っている.今にも雨か雪が降りそうである.

 冬が近づいている陽気なのに、21日から高温になるという話がある.そんなことがあるのかと疑うがそうらしい.

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学術会議「最初の大失敗」 “せっかち”菅政権1カ月 成果に躍起、怠る説明 - 毎日新聞

 このブログのリンク貼り付け機能に相手先の記事の埋め込み機能があり便利だと使っていたが、後で見返すと元記事が消えてしまうと空白になってしまうことが判った.

 インターネットの良いところは記録を残すということなのだが、訴訟を恐れてなのか元記事は早く消えてしまう.これだとアナログよりもっと悪いことになる.

 

 本題に移ると菅政権が出来て一月が経つ.政権が誕生した時、今まで反安倍色を鮮明にしていた新聞社も一端様子見に入った.それは、安倍政権の支持率が予想以上に高く、更にその後できた菅政権の支持率も高いことが影響していたと思う.

 しかし、すぐに日本学術会議の話題で火が付くと反安倍だったマスコミの多くは、その話題に飛びついた.所謂「学問の自由」論争である.

 この問題を足掛かりに菅政権の出鼻をくじこうという思惑はどこにあるか不明である.何か良いことがあるらしい.その一つは、部数を落としてきた新聞社にとって購買層は、60歳代以上のインテリ層であると言われている.その読者層を手放したくないという点が一つ.

 もう一つは、菅政権の人気を少しでも落とすことで利益を得る人たちである.今回、新政権が誕生した時の世論調査の一つに政党支持率というデータがあった.その頃同時に野党の再編成があり、立憲民主党が名前も同じで誕生した.その支持率は、NHKの調査で5.8%だった.ちなみに自民党は37%であり、支持政党なしが40.3%という結果だった.深読みすれば支持政党なしが自民党に行かないようにするための策略と感じるがどうだろう.

 自民党の支持率が低調で、他の野党も軒並み低い現状であるので単一の野党に肩入れするということではないようである.標的は菅政権であり自民党の支持率をこれ以上上げたくない.この状況でいかに日本の政治を混乱させたいということなのだろう.

 こんなことを書いていると陰謀論者と思われるかも知らないが、自国の利益のために他国を貶めるというのは政略の一つであり、米中対立が進む中、アメリカにべったりな日本が狙われないわけがない.

 また、国内の情報は、インターネット上に保管されるようになり情報戦争はどんどん進んでいる.今は、クラウド等に情報を保管することに抵抗はないと思われるが、そんな安全性はいつかは破られる.破られるごとにそれを防ごうと努力を重ねるのだろうが、鍵を作る職人が泥棒に転向してしまえば安全性もあったものではない.

 

 日本学術会議の件、騒動が起きてから、行政改革の一つとして見直すという流れが出来てしまった.最終的に民間に移行という意見も出てきたところで、政府の方針に反対していてもメリットが無いと思う人たちが出てくることを政府は期待しているのかもしれない.少なくとも政府に協力的な諮問機関にしたいと思っているのは確かだろう.

 今回の騒動を持ち上げて議論になったが、任命されなかった6名が、追加で任命されるようなことは絶対起きないだろう.それこそ任命したら菅政権が持たないだろう.国会で議論しようとしている野党は、どこに落としどころを持ってくるのか不明である.これが原因で解散総選挙が行われて果たして彼らにメリットはあるのだろうか?はなはだ疑問に思えてきている.