Jリーグ 23節 vs 鹿島 1-0

 晴れ、気温は5度.秋晴れの良い天気で街路樹の広葉樹も赤や黄色に変化してきている.来週くらいがピークになりそうである.

 

 昨日は本当に久しぶりにドームに行ってきた.ドームに11時頃に到着し入場したが何時もなら人でごった返す通路も普通に歩けるなど、入場者数が減ったなと感じた.今日からアウエーも開放し、それなりにアウエー席は入っていたが、コンサドーレ側は、席を一つずつ開けているためか見た目よりは入っていなかった.このドームを満員にするのにどれほどの時間が必要になるのだろう.

 

 この日は、ミシャ監督の誕生日ということで是非とも勝利でお祝いしたいところ.日本に18年間、63歳のこの日まで日本サッカーの発展に寄与してくれた.本当に凄いと思う.広島、浦和、札幌とタイトルに縁がない男と言われながらも日本で監督をしているのもそれだけ評価が高いということになる.是非、コンサドーレJリーグ優勝というタイトルを勝ち取って欲しい.

 

 今日の試合から、アウエー席の解放と、太鼓の応援が可能になった.それでも太鼓の音が常時鳴り響くのではなく、殆どが手拍子での応援で、これはこれで良いのではないかと思う.

 これは個人の勝手な意見なのだが、ホームの最終戦は、和太鼓チームが参加してもらい、会場内を響かせるというのはどうだろうか思う.それまでに声出しが可能になるならあれだが、今シーズンは無理だろうと思うからである.

 

 試合は、コンサドーレの相手選手への強いアプローチが実り、お互い火花を散らすような戦いだった.コンサドーレが強いプレスを掛ければ、相手の鹿島もそれを交わそうと選手が走りパスをつなげる.相手へのプレスが弱くなれば当然相手のチャンスが広がるわけで、そうさせないと体を投げ出し、足をボールに届けと伸ばす姿は、プロスポーツの醍醐味を感じさせた.

 

 そのお互いのやり取りの中で、ゴールを決めたのは、コンサドーレの方だった.相手のゴール前でボールの跳ね返りを宮澤選手が冷静に左サイドの福森選手に出し.福森選手もゴール前に飛び込んできた駒井選手にパス.それを駒井選手が上手く流し込んで先制する.

 

 今日は、久しぶりの0トップで、誰が点を取るのか判らない状態.よくぞ得点を入れたと思う.何時もならゴール前に攻め込むがフィニッシュが決まらず天を仰ぐばかりだったので、今日は、少し安心して見て居られた.

 

 後半に入り同点にしようとする鹿島も選手をどんどん変えてくる.さすが鹿島で、交代選手が生きのいい選手ばかり、上田選手などは日本代表なのに控えに回るほどである.それでも、コンサドーレの粘りの守備と時折ゴール前に攻め込むのだが、肝心の追加点が奪えず、見ている方はこのまま試合が終われと試合時間ばかりも気にしてしまう.

 最後の最後で鹿島の上田選手のシュートがポストに当たり、その後、数分で試合終了.何やかやとあったが、今季鹿島相手に連勝する快挙を達成した.川崎同様苦手なチームだったのにこの結果は上出来である.

 

 試合後選手たちがフィールドを一周するのを見て岐路に着いた.今季初めてのドームで勝利試合を見ることが出来て幸運である.本当に来る前は、最初から勝てるとは思っていなかったからである.

 

 次節は、横浜FCとドームで試合がある.この試合でキムミンテ選手が累積で欠場決定し、田中選手もアイシングして早々とロッカールームに戻ったので、DF陣が誰になるかちょっと心配.それでも今季は降格が無いのだからチーム一丸で試合に向かって欲しい.