二兎を追う政策は可能か?

 晴れ、気温は1度.気温はプラスだが寒く感じる.

 

首相記者会見 日本学術会議任命拒否で反発「かなりあると思っていた」 - 産経ニュース

 菅首相の突然の記者会見の発表があるというニュースが流れ、ナットでは重大な発表があるのではとざわついた.

 会見内容は今までの発言に沿ったものを述べるにとどまったようだ.日本学術会議の件についても言及したが、今までの対応を超えるものではなかった.またコロナ対策についてもこれといって新しい政策を上げるのではなく、飲食店から発生するコロナのクラスター対策として時短を要請するということらしい.

 

 今朝のニュースで東京都内の人出の話題が出ていたが、映像からは、多くの人が往来しており本当に自粛しているのか気になるほどであった.感染者が毎日400人から500人規模で出ている割には余り恐怖心を覚えているようには見えなかった.

 

 映像の中でやはり飲食業界の苦境というのが強調される.流行が続けば当然、自分の経営する店がクラスターの発生源になりやすくなりそれが起きれば営業を続けられない.営業を自粛してしまえば収入がその時点で途絶えてしまう.やはり経営者ならすぐに収入が途絶えるよりは、クラスターが起きないことを信じて営業を続ける方を選ぶだろう.

 この流行が12月一杯で収束すると判っているならじっと我慢ができるだろうが、そうではない状況であるなら選択肢は営業継続しかない.

 ハッキリ言ってこの新型コロナウイルスの流行は、飲食業の多くの店を淘汰するのは間違いない.その規模は想像を絶するというしかない.国としても全ての飲食業界に対して補助を続けるには規模が大きすぎると見ているのだろう.更に言えば、他の業種も影響を受ける業界はどれも同じである.それを全て支援するには、淘汰すべき部分を自由競争に任せるGotoが正しいというか間違いの少ない政策だと思う.

 後、国がやるべきことは、間違いなく個人の生活のバックアップだろう.コロナ過で職を失った人たちをどういうように保護するかが重要である.

 経済を回すということは、政策で解決できない部分を少しでも減らそうということであり、危険を承知で経済に重点を置くなら弱者保護の部分を強調して行う必要がある.