マスク論争

 晴れ、気温はマイナス8度.明日は雨という予報である.

 

news.yahoo.co.jp

  新型コロナウイルスが流行する世の中になって生活様式は180度変わった.自分は、感染症が広がる前まではマスク反対派であった.

 何故ならマスクをしてサングラスをして帽子を被ればコンビニ強盗になってしまう.というのは冗談であるが、顔の表情が隠れてしまうとその人の感情が判断しづらくなるからである.顔の表情はコミュニケーションの一部であり、それを省くことで意思の疎通を図りにくくしてしまうからである.

 それが今では、マスクは当たり前でそれをしていない人を見ると非常識と思う世の中になってしまった.かくいう自分もその一人になっている.

 

 そして世の中は、その違和感を持つ人がマスクなしの人を攻撃するようになり、更にマスクをしていてもその材質にこだわるようになってきている.それもこれも新型コロナウイルスの流行が一年を過ぎ、その終わりが今のところ見えていないところに原因がある.

 

 材質に関して優劣は当然あり、究極的に言えば不繊布マスクでもだめでN95マスクというような付けているだけで息苦しくなるようなマスクになるのだが、それより一つ下の医療用のサージカルマスクと呼ばれるマスクが推奨されている.

 

 飛行機に乗るのに「マスクはしません」といって結局逮捕されてしまった人がいたが、飛行機のような密閉空間で、近くに他の人が座っているような空間ではマスクはすべきだろうと思うが、それ以外の外などの場合、ウレタンマスクでも十分だとは思う.

 世の中に完璧を求める人と不完全でも許容する人が存在している.そのお互いの溝は、非常事態になればなるほど寛容さは失われ先鋭化する.それを止めようとするには、そのお互いを接触させないようなゾーニングが必要である.

 しかし、そのマスクしない派の人も、周りがノーマスクでせき込む人がたまにいる環境の中に放り込まれれば、考えが変わるのかもしれない.

 また、相手に何かを求める行為は、突き詰めれば自分の意見が通る通らないの部分になり、自分の意見が通ることで自分の欲求を満たしているに過ぎない.