曇り、気温は4度．昨日は春の陽気で路面は土埃が覆っている状態である．
どんなに優れた政策であっても世論が反発すれば実施は不可能だという好例である．大衆は必ずしも正しい判断をするわけではない．新型コロナウイルスが再び蔓延し始めている状態でロックダウンは必要な措置で、これにより多くの人の命が救われると判っていても世論はそれに従わない．犠牲になるのは自分ではないと信じているからである．
この先多くの死者が出た場合でも有効な手段を取らなかったと政府は非難されるだろう．何をしても非難を受けるならメルケル氏はロックダウンを選択すべきだったと思う．それが国のトップの役割であろう．それで退陣せざる負えなくてもそれが政治家だろう．そうでなければ無責任な評論家に過ぎない．
北海道札幌でも規模は小さいが往来の自粛を迫られている．第3波の影響がこの先必ず訪れるわけでその兆候が徐々に出始めている．更に、新型コロナウイルスの変異型が検出されその感染力を増したウイルスが人から人へとじわじわと広がっているわけである．更に季節は春．色々なところで人の移動があり感染者が人知れず移動を始めるわけでこれを防ぐのは容易ではない．
本当なら全道規模で外出自粛をしなければ必ず大流行が起きるのは目に見えている現状で果たして札幌市だけで効果があるかというと疑問が残る．
コロナワクチンの接種は遅れに遅れ中々先に進んでいかない．今年一年も新型コロナウイルスとお付き合いしなければならない年になるのだろう．
