不安を煽り立てることに何の意味もない

 晴れ、気温は8度.風があるため体感温度はもっと低い.

 

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 このニュースを報道することにどんな価値があるというのだろうか?医療者へのワクチン接種が進んでいないことは確かで、そのワクチンの数は限られている.ワクチン接種する側がワクチン接種済んでいない場合もあるだろう.ただし、ワクチン接種を受けていない受けているはワクチン接種に関係ない話である.新型コロナウイルスに感染していなければ関係ないことである.また、ワクチン接種済みだからと言って安全を保障するものではない.

 現状でもワクチン接種者後に新型コロナウイルスに罹患する場合もあるわけで、ワクチン接種した後だからといって無防備な状態で接種するほうが危ない.少なくとも接種をする医療者はそういったことも確認して行っているのだから.

 色々なことを問題化することは、マスコミにとって使命かもしれないが、このニュースは、意味がないニュースだと思うし、国民にとって利益がない.

 ワクチンの供給が遅れ、計画通り進んでいないが、それとは別に今の日本の医療体制に問題があると言える.今回のワクチン接種の主導は都道府県更に市区町村という風に今まで集団接種を経験していないところが行っている.

 もし、誰でも簡単に接種出来て副反応が出てもそれ程責任を追及されないのなら接種は早く進むだろう.しかし、今の日本は違う.接種を行う前にマスコミは不安を煽り立て、どんな副反応が起こるかニュースにする.その確率は、普通に生活していても起こりうる程度なのだが、ワクチン接種後に死亡したなら大変なニュースにするだろう.そんな状況で、ワクチン接種する側が慎重になるべくしてなっている.

 この重大な時期にも関わらず、マスコミはそういったことを順調に行えるようには協力しない.あるのは責任を持たないものの外野からの批判ばかりである.何かあっても責任を取らなくてよい者は、「ワクチン接種は安全である」とは決して言わない.何故なら悲劇が起きた時に「ほら自分の言った通りだろう」というためである.マイナスのことを言う方がその話を聞いてい側に受けると知っているからである.

 最初は、ワクチン接種を早急に行えと宣っていたのにもし何か事故が起きればたちまち何故慎重にやらないんだと論調を変える.それが彼らの飯の種なのだが、それに惑わされる大衆が声を出すため混乱に拍車を掛けることになってしまう.

 きっと当事者たちは外野は黙っておれと言いたいに違いない.そして、上手く行くように準備しながら黙々と作業を行っていくわけである.そして接種が終わっても感謝はされず、外野で騒いでいた評論家なるものが「我々の言った通り」といってこの先ものさばるのである.