札幌は緊急事態宣言を出さざる負えないのでは

 晴れ、気温は10度.太陽光の力強さを感じる朝である.直射日光を浴びるとその肌面だけが熱を帯びるようだ.

 

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 北海道の感染も広がっているが、特に札幌の爆発が恐ろしいほど広がっている.それに対して既にまん延防止法が発令されているが、緊急事態宣言を発して欲しいと国に申し入れているようだ.まん延防止から緊急事態に移行すると罰則規定があるため指示に従わない場合は、法的な処分が可能になるのだが、果たして有効性があるかというとはなはだ疑問である.誰かが言っていたが、戒厳令の様な厳しい取り締まりが行われるなら別だが、この現状で取り締まることすら難しい状況でどれほどの効果を生むか判らない.

 もともと緊急事態宣言も私権をどれほど制限するかでもめてしまい中途半端な形でまとまったものである.民主主義で大事な個人の自由を守ることは大切であるが、個人の自由を守るためにそれ以外の個人の自由、ここでは新型コロナウイルスへの感染であるが、侵害されることになる.誰かの自由は、誰かの不自由になることを国民は知っていながら個人の自由の制限という部分に敏感に反応してしまう.だから、こういった緊急事態の場合、私権が制限されるべきであると断言することができないのである.

 

 緊急事態宣言を出すことで人の流れが大きく変わればよいが、先に緊急事態宣言が出された東京、大阪などで大きく感染者が減ったという結果はまだ出ていない.この効果が出るのは来週あたりだろうと思う.その時に明白に東京、大阪の感染者が減少すれば宣言の有効性が判るだろう.

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 ワクチン接種後に新型コロナウイルスに感染したというニュースであるが、驚くことではない.実際に感染が広がっている諸外国では当たり前になっていることで、これをことさら喧伝する必要はない.有効率90%以上というのは、感染しないか感染しても症状が重症化しないひとが9割ということで、インフルエンザ予防接種をしてもインフルエンザに罹る人はいることはみんな知っているはずなのに今回のワクチンは100%有効でなくてはならないと思っているか、わざと耳目を集めるためにミスリードしているのだと思う.だからこのニュースもワクチンの有効性について一文の追加が望ましい.