曇り、気温は19度.日中は全道的に30度を超すところが多いと言うが今はそれほどでもない.
自分の周囲にそういったことをいう人は存在しないが、世界的に反ワクチンの活動をする人がいるようだ.つい最近でも道庁に乗り込んだ反ワクチングループが職員を新型コロナウイルスに感染させたとニュースになった.
反ワクチン派と十羽一絡げにするのもあれなのだが、反政府活動から政府が実施するワクチン接種は受け入れないという人もいれば、科学的な治療は体に害を及ぼすという人まで色々な人が存在する.色々な考えがあっても良いがその人たちが少数でも大きな声を張り上げることで大きな声となってしまっている.
やはり火に油を注ぐ人たちはやはりマスコミやSNSという存在を巧妙に使う.その騒ぎは煩ければ煩いほど良く、声が大きい人ほどその存在感を示すのは世の常である.声が大きいほど皆の注目を集めやすいからである.
純粋にワクチンが体に及ぼす影響を心配し接種しないことを選択する人に接種を強制する必要はない.それにより受ける影響は個人の問題となるからである.しかし、ワクチン接種を求める人にまでその自分の主張を与えるのは好ましくない.自分一人の権利は他の人の権利でもあるわけだから、ワクチン接種を妨害するような行為は慎むべきである.
時々、ワクチンを保管している冷凍庫の電源が抜かれワクチンが無駄になったと報じられているが、人為的なミスでこういったことが頻繁に起こるとは考えにくく、反ワクチン派の行動である疑いがある.何よりも、子供にも接種開始しようとした地方自治体に抗議電話を掛けるくらいだから周りにワクチン接種者が増えることを妨害していることに他ならない.
いうなれば反ワクチン派は、他の人の権利を奪う活動を公然と行っていることになる.
日本よりも過激なのは、やはりアメリカである.反ワクチン派の影響を受けてワクチン接種が進まない状況になっている.
そして驚きなのは、ワクチン接種後の腕に磁石がくっつくという映像が流れていることである.これは明らかに何らかのタネがあるはずなのだが、それを信じる人は簡単に騙されてしまう.今の世の中人をだますために映像を加工できることは常識である.殆どの映像は加工されてはいないだろうが、その中に加工された映像が混じっていたとしてもそれも他のと同じように真実を映していると思ってしまうものである.
本当に騙される人が悪いということになるのだが、もしそれが多数派になった世界を想像したら恐ろしい.正しいと思うことが否定されそれを否定して生活しなければならないのである.そんな世界に暮らしたいと思わないだろう.しかし、反ワクチン派の人にとって今の心境はそれなのかもしれない.