雨、胆振東部地震、新型コロナウイルス、自然災害

 曇り、気温は17度.昨日の通り雨は、季節を一歩前に進めた感じがする.

 

 雨は季節を変えていく魔法のようなものである.何故雨が降るかといえば、空に水蒸気を多量に含んだ空気の塊ができ、それが低い気温によって小売りの粒になる.それが地上から見れば空に浮かんだ雲となる.

 大気が平衡状態であれば、雲は気温の上昇、下降により消えたり増えたりを繰り返すのだが、気圧が変化する場所や水蒸気が大量に発生する場所では、大量に雲ができ、雲同士のぶつかり合いから氷の結晶が大きくなり重力によって地上に落下する間に氷から水滴に変化する.

 それが雨である.普通に雨が降るのだが、季節の変わり目などは、前線が出来たり台風がやってきたりで大気の状態が不安定になっているのだと雨を通して教えてくれるのである.

 

 今日は、胆振東部地震が起こってから3年の日である.2019年にそれが起き、その次の年に新型コロナウイルスが発生したのだから、北海道はズーッと災害に見舞われてきたのだと判るのだが、どうやら人間はそういった逆境の中に放り込まれても普段の生活をするようになっているのだと思う.踏まれてもまた茎を起こす雑草のような存在なのだと思う.

 振り返れば、あの時激しい揺れで目が覚めた.体感的には、東日本大震災よりも程度は低いと思ったがそれでも大変なことが日本のどこかで起こってしまったと思ったものである.家の中で壊れた物もなく、急いで駆け付けた職場の被害もそうれ程でもなく良かったと安堵したものである.

 3年という年月は短いか永井かといわれれば、自分にとって長い年月だったように思う.そして、自分が無力であると実感した時間でもあった.何を考えどういった行動をしたか振り返ると落ち込んでしまうような日々であった気がする.

 

 新型コロナウイルスは、このままでいけば収束するのはほぼ確実だろう.既にそういう考えを持っている人は大半で、その燻りのような煙が消えるまで感染者は存在するだけである.

 また、世界同時多発的に自然災害が徐々に増えてきており、もしかすると地球は、今までの平衡から別の平衡状態へ遷移する過程に入ってしまったのだろう.

 事実、南極と北極の氷は加速度的に融け始め、地球上から氷の大陸は消滅してしまうだろう.その時まで大きな自然災害は続けざまに繰り返され人類を淘汰させるくらいな状況に追い込むかもしれない.普通の日常を過ごせているのも後僅かの時間の可能性がある.