不可逆的な進行

 曇り、気温は1度.今週は、晴れの日が多く過ごしやすかったが徐々に冬に戻っていくようだ.

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 海外との交流を完全に止めなければオミクロン株の侵入はこれからも続いていくだろう.幸いにして新型コロナウイルスの感染は国内では落ち着いているのでそれ程大きな影響を与える状態ではないが、今後の状況如何では医療逼迫も考えられるだけに手洗いマスク等の予防策は重要である.日本国民の殆どがこの予防策をとっているためインフルエンザの流行を聞かない.こういう生活を送っているとインフルエンザも大きな流行は無いのかもしれない.

 

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 ロシアのベルホヤンスクで観測された気温(2021年6月20日)が北極圏の観測史上最高気温とWMOが正式に確認したというニュース.日本で38度は真夏では起こりうる気温であまりピンと来ないかもしれないが、場所は北極圏である.夏でも気温が上がらないとされた地域でも日本並みの気温になるということである.確かに特異的に気温が上がっただけかもしれないが、そうとも言い切れないところが怖いところである.何故なら気温が上がることは北極圏圏内の永久凍土が融け出すと同時に土が顔を出すことで太陽が地面に与える熱量が増えていく結果になる.その露出する土の面積が増えれば増えるほど地表熱は上昇し連鎖的にその周囲の永久凍土を融かしていく.その結果どうなるかといえば永久凍土内で蓄えられていた温暖化ガスが空気中に放出され、更に永久凍土内で腐敗せずに保たれたていたものが腐敗しガスを発生する.そして、そのサイクルが進めば地球の温暖化は一層加速されていくことになる.

 いくら人類がこの先の地球温暖化ガスの排出を止めようとも森林の減少もあり効果は得られなくなりそうである.いくら人類が増加を止めようとしても無力だと判った時果たして人類はどのような行動を取るのだろうか.考えるだけ恐ろしいことになる.

 もしかすると今回の新型コロナウイルスの流行は、そういった人類が破滅に向かう道筋を示す病だったのかもしれない.そんな風に考えてしまう.

 しかし、この環境の変化により人類が滅亡して良いとは思っていない.環境の変化に耐えうるような策を講じてこの先も人類は生き延びていくのだろうと思う.しかし、生き延びるために他の生物との生存競争が始まるのかもしれない.