曇り、気温はマイナス5度．零下になると数値に係らず寒いのは同じである．
今日の朝は、東京が大雪ということでテレビ各局は大騒ぎしていたのだが、完全に肩透かしを食らい、取材先から雪が降っていないことを強調するような放送であった．あれだけ大騒ぎしたのだからきっと本心は大雪が降って交通網が混乱し、通勤通学の人が困っているところを映したかったのだろうと思う．これで今年の東京での大雪騒動は終わりになるのだろうと思う．
今、自国で北京オリンピックを開催している最中で、自分達の催しに何らかの影響を与える行為に対して動ずるなと自国民に訴えているところだと思う．既にEUをはじめアメリカ、日本も自国の大使館員や滞在している人に避難勧告を行っており対立するグループの対応に差が出ている状況である．何故、アメリカやEUが盛んに戦争の危機を煽っているかといえばやはりロシアの軍隊がウクライナ周辺から動こうとしないからだろう．
だからといってアメリカがロシアとウクライナを介して全面戦争を行うつもりは殆ど無いようだ．アメリカにとってウクライナの位置づけはNATOの結束を他に国に促す程度のもので、自国が本格的に戦争に加担するほどアメリカの国力は無い．できることはロシアに対して経済制裁を行うことが唯一の方法である．それ以上のことはできないのが透けて見える．ロシアにとってもアメリカの本気度はそれほどでもないと考えているだろう．現状はロシア軍を張り付けて相手の出方を伺い、ウクライナの対応次第ではそれに乗じて攻め込む作戦なのだろう．ロシアにとっても大義名分は欲しいところである．
中国は北京オリンピック中は動かないだろう．動くとしたらオリンピックが終わりロシアがウクライナに侵攻した時だろう．その時には中国にも台湾が自国領であることを証明する手段にでるだろう．その場合、台湾国内に攻め入り占領するわけではなく、あくまでも台湾全体を自国軍で包囲し圧力を掛ける作戦ではないだろうか．本格的に軍隊が上陸すれば台湾国内の国民の反発を生むし、併合した後の処理が面倒になる．あくまでも自国領と明確に国際社会にアッピールする作戦だろう．その場合でも日本に及ぼす影響は大きく、アメリカ軍の動きも気になるところである．しかし、ここでアメリカ軍が全面的に撤退すれば環太平洋の覇権は中国軍に握られてしまうことになるわけで、ウクライナ問題よりも深刻なことになってしまう．
戦争になることが世界にっとプラスになることは無い．しかし、国と国との争いに決着をつける方法として人類が持つ手段の一つではある．
