曇り、気温は4度．太陽が出ていないので体感はもっと低く感じる．
大量虐殺は起きている．ウクライナはロシア軍の行為であると言いロシアはフェイクだと言う．これについてはどちらが実行したかの証拠が必要である．
ロシアのフェイクニュースという言説に反論するため衛星写真による証拠を提示している．これを見る限りロシア軍の兵士による行為だと思われる．
そして、多くの一般人が犠牲になっているのは事実である．
世界にもこのような残虐な行為が起きている．歴史の中で起き続けている．基本的には人間は敵対する相手を消滅させることで戦いにケリを付ける本能が存在する．相手が反撃できないまでに叩き潰すことで反撃を食らうことを防ぐ本能である．戦争というのは中途半端な終わり方では永遠に続くことも事実である．
この戦いは、ロシアがウクライナに対して言いがかりをつけて上手く自分達の都合の良い傀儡政権を作ることを目指したものである．根本的にこの戦いが終わってもロシアの軍事力でウクライナを従わせる算段だったのだろう．机上の空論ではウクライナは全面降伏しロシアの占領を受け入れるはずだった．
しかし、実際は国際社会の協力もありウクライナはロシアに徹底抗戦をしている．それは大いなる誤算で有り、これまでの戦いによりロシアは国際社会からのけ者にされることが確実になった．
ロシアが今後、国際社会から見放されても数少ない友好国と協力して国家を維持していくことはできるだろうが、ロシアが主導で国際社会を引っ張って行くことは何十年も不可能になったわけである．更に経済的安定も失うことは確実である．
予想するに数年後ロシアは「中華ロシア共和国」となっているのだろう．今のロシアに助け舟を出してくれるのは中国しか存在しない．
もう一つのシナリオは、ロシアで内紛が起こりプーチン大統領が弾劾される未来である．彼が失脚しロシア軍がウクライナから引き揚げ、クリミア半島をウクライナに返還すればロシアを国際社会は受け入れるだろう．既にこの戦争の責任はプーチン大統領一人が背負う物から徐々にロシア国民もその責任を負う物に変化し始めている．ロシア国民の多くは自分達に戦争を引き起こした責任は無いと思っているかもしれないが、戦後復興に向けたウクライナに対する賠償金はとてつもない額に膨れ上がっており、それは全てロシアが負担すべきものになっている．
