熊と人間

 晴れ、気温は6度.風が少し吹いているので寒く感じる.

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 昔のあいの里は、それ程住宅が密集する場所ではなかったが、今では立派な住宅街となっている.冬眠から目覚めた熊がうろつくところが住宅街になっているというのは時代は変わる.

 動物愛護の観点から言えば熊も動物であり保護される対象である.その熊が人に危害を加えることから問題となっているわけで、人に危害を加えなければ共存できたかもしれない.

 しかし、野生の熊は、自分が生きるために何をするべきかで行動する.お腹が空けば餌を求めて歩き回るわけでそこに人が暮らしている場所であろうとも自分に危険が差し迫っていなければ何の問題もない行動である.

 本当に怖いのは餌が無くてひもじい思いをするこであり、住宅街の至る所にごみの集積所が有り、犬や猫さえも自分達にとっては狩りの対象となる.或いは動いている人間も自分の餌となる対象かもしれない.

 そう考えると人間とクマは共存はできない.できることなら熊の方が人間を避けて人里離れた場所で暮らして欲しいのだが、その人里離れた山の中にも人間が入り込み生活環境を脅かしている現状では、やはり駆除を行っていかなければならないのだろう.それが人間を守ることになるし熊を人里から遠ざけることになるとしたら.