曇り、気温は10度.相変わらずオホーツク海高気圧の張り出しにより北海道に冷たい風が入り込んでいる.今日も日中は気温が上がらない.
土曜日、ドームでルヴァンカップの試合が行われた.急いで仕事を終えドームに直行した.
この試合、相手の広島は2日前に天皇杯を戦いホームのコンサドーレは、中5日と十分な休養を取っての試合となった.それまでの間に怪我人が何人か戻ってくるかと期待したが、残念ながら怪我人は戻ってこず選手のやりくりが必要となってしまった.
それでも相手の広島が引き気味に試合を進めるのに対し、コンサドーレの選手は元気で何度も相手ゴール前に迫るが打つシュートが全て相手守備に引っ掛かりゴールの枠に飛んでいかない.
そういう時は得てして相手に得点が入ることになるわけでCKのこぼれ球を打たれ得点を決められてしまう.このシーン、既視感がすごくあれどこかで見た景色と思うくらい何度も見ている.
あれだけ自分達のシュートは入らないのに相手のシュートは図ったようにDFの間をすり抜ける.そして中野選手の脇をすり抜けていく.弾いてくれという願いもむなしく先制されるのは見ているこちらの思いも砕けさせるには十分である.
この試合相手に得点を入れられずにどれだけ持ち堪えるかが鍵であった.その理由は、コンサドーレが得点できないからである.そのことはスタンドのサポーターの大部分が知っていることである.繰り返すがこの試合を見に来た5千人以上の入場者の殆どが思っていたことであろう.
その後は、このところ大量失点している試合の巻き戻しの様だった.その後も広島に追加点を入れられてしまいホームの試合は終わった.
試合を見ている中で応援しているサポーターも2点目を入れられた辺りで負けを悟ったような雰囲気になってしまった.そして選手たちも数人はこの試合を諦めてしまったように見えた.その中で岡本選手が選手たちに大きな声で鼓舞していたが、それが響いた選手は何人いただろう.
負け癖というが、こういう試合が何試合も続くと選手たちサポーターの気持ちはネガティブになり試合会場全体が黒い雲に覆われた感じになってしまう.何か無いとこの空気を換えることはできないのではないかと思わせる.
リーグ戦は中断しているが今週水曜日には天皇杯の戦いがあり、そこで負けてしまうと勝つことが難しくなってしまう恐れがある.