侮辱罪

 曇り、気温は12度.夏の北海道の6月は雲と雨の多い日が続く.とはいっても北海道は広いので雨が降らない晴れ間が多いというところはある.今日はそれでも日中は25度を超えるとの予想なので休みの人は日光浴ができるだろう.

 

www.fnn.jp

 インターネットでの今や日常になった誹謗中暑罵詈雑言は、当たり前の意識になってきていた.昔なら2ちゃんねるという掲示板がその主流だったがその掲示板も徐々に落ちぶれ、今ではSNSがその舞台となっている.

 

 SNSの多くは個人情報を登録して使用することが原則である.ただし、メールアドレスさえ取得できれば登録できるため、誹謗中傷のコメントを書く人は、自分の個人情報は秘匿されていると誤解する人もいるだろうが、殆どの人が個人情報との紐付けがされており深掘りされれば特定される.そうはいっても捨てアド、プロクシを経由といった方法があるので個人の特定に時間が掛る場合もある.

 

 しかし、今回の法律の施行で軽い気持ちで発信していたような人には抑止力が働くことだろう.簡単にできることが自分の将来を狂わせる可能性があることを知れば追いそれた行為を働くことを敬遠することだろう.

 それでも、全ての誹謗中傷がSNS上から根絶されるかというとそうはならないだろう.しかし、今まで多くの人が簡単に発信できるため誹謗中傷が溢れていた環境だったものが、突然、周りから消えてしまうと少ない誹謗中傷が大きく目立つことになり、当然その投稿者について運営する側も注意を振り向けることになり、アカウントの停止などの処置をとりやすくなるだろう.

 

改正前の法定刑は「拘留(30日未満)または科料(1万円未満)」で、刑法上最も軽い。法改正によって「1年以下の懲役もしくは禁錮、30万円以下の罰金、または拘留もしくは科料」となり、公訴時効も1年から3年に延びる。

 本当に誹謗中傷を少なくするなら今回の法律の適応を厳密に行い多くの軽い気持ちで誹謗中傷している者を摘発することだろう.