一国二制度の甘言

 曇り、気温は17度.少し空気中に水分が多い.これから晴れるのではなく時折雨模様になるという天気になる.北上した梅雨前線が残り、不安定な天気が続く.来週も太平洋高気圧は北海道まで張り出さないため高気圧の周辺を通り過ぎる低気圧の影響で不安定な天候が続く予定.

 

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そろそろ台風の季節がやってくる.今年初めて日本付近に近付く台風4号だが、風の勢いは弱く雨台風になる予想である.それでも台風であるため進路上に当たる地域はそれなりの備えが必要になる.今のところ九州の西を通り北上し日本海に到達したところで温帯低気圧に変わる予定.あくまでも予定なので台風としての勢力が増す可能性もある.

 

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 一国二制度の掛け声ですっかり世界は騙されてしまった.このまま香港は自由主義で行くのかと思ったら中国はそれを許さなかった.香港の混乱を押さえつけ共産主義を根付かせるために手段を選ばなかった.さすが中国やることがえげつない.

 中国が世界の国に進出を企て手を伸ばしているが、最初の甘言に気を付けるべきだと教訓を得たのではないだろうか?

 世界の侵略の歴史を見ると色々なところでこういった手練手管を見ることができる.最初に油断させ懐に入ればその国の資源や労働力を奪い去り国家を骨抜きにする.ある意味侵略の意思を持つ国は殆ど同じ手を使う.

 日本はそういう点で恵まれた歴史を送ってきたのかもしれない.江戸時代の終わり開国を迫ってきたアメリカは結局日本を植民地化することは無かった.本来なら黄金の国と言われたくらいだからそういったものの略奪が有っても良かった.しかし、その当時のアメリカにとって日本はそれ程興味を持つようなものは無かったのかもしれない.太平洋を渡るための寄港地の一つとして重要視したのだろう.それで言えば、上陸した乗組員が快適に過ごせる場所で有ればそれ以上の望みは無かったのだろう.

 

 香港が自由都市で無くなった状況は、台湾国民にとってどのように受け止められているのだろうか?少なくとも現状で中国の一部になることに対して抵抗感はあるだろう.しかし、この先中国が今よりも経済力を付け世界の覇権を握るようになれば一国で対抗するのは難しい.その仲間として今はアメリカを頼るしかない.近くにある日本も本来なら頼りにしたい国だが如何せん戦争をしない国として存在し台湾有事の際に日本が援護してくれるか不透明である.

 もし、アメリカが衰退し後ろ盾を失えば台湾も中国にひれ伏すしかないかもしれない.更に陸続きの韓国がその後に続き、最後に残るであろう日本が中国に対して逆らうことができるかというと難しい状況になるだろう.このまま中国が勢いを強めれば東アジアは間違いなく中国が支配する地になる.

 戦争をせず中国にひれ伏し命乞いすることを日本国民は納得するのだろうか?人の命は大切だと言いながら領土を明け渡し、どこかの強制収容所に収容され共産主義を叩き込まれることを受け入れるのだろうか?ジェノサイドが起きたとしてもそれに甘んじる一派が国内に存在するのも確かである.

 

 この先の未来は予知できないけれど今一度何が日本国民に必要なのか考えるべきである.