生存本能

 曇り、気温は20度.少し涼しく感じるが日中は気温が上がるようだ.ただし、この後低気圧が接近する関係で大気の状態が不安定になるためにわか雨とかはある感じである.

 

 

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イギリスのジョンソン首相が辞任するようだ.フランスのマクロン大統領が辛勝したりしており、西側諸国の結束に影を差す流れに来ている.

 心配なのは、この西側の結束の緩みからロシアが勢いを得てウクライナ戦争の勝敗の行方が混とんとしてくることである.ウクライナの勝利はあくまでも西側諸国の結束の元にある.

 

 

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 西側から供与された武器が威力を発揮しているというニュースである.ついこの前までは武器弾薬が尽き厳しい戦いになっているとのニュースがあったばかりである.これがもし本当だとするとウクライナの反撃が始まることになる.

 これはウクライナ国民の戦いなので領土を侵略される側の気持ちを考えれば応援したいと考えるが、やはり戦争は人類にとって無益なことが多い.ロシアのこれ以上の横暴を防ぐための盾となっていることは有益なのだが、それにより多くの人の命が失われていく.それ自体が無益である.

 人類のこれまでの歴史の中で国同士が争い多くの人の命が失われてきた.そういったことを繰り返しても尚、人類に戦争に対する反省より、その教訓より以下に相手に早くダメージを与え戦争に勝つかの方が重要視されてきている.それは、人類が持つ生存本能が勝っているのだと思う.

 自分の近い仲間の命を守るため近付く敵を叩き潰す、更にもっと仲間の生活をよくするために他のグループをせん滅するか隷属化するかの行動を取る.生きるために組み込まれた遺伝子がそうさせるのだろう.

 もし、この遺伝子が無かったら厳しい自然の中淘汰されたか、死んでも尚種族を残すためその死ぬ数よりも多く子孫を残そうと繁殖させる能力を持っただろう.そして、人類は戦って生き抜く方法を身に付けたのだろう.

 

 そういった遺伝子が有りながらも人類に戦争を止めさせようとする力が働く.戦争に反対するグループである.そういった流れを生むのも種の生存を考えた時殺し合いをしてばかりだと種が絶滅するという反対方向のブレーキを掛けなければいけないという種の本能の表れだろう.

 

 その戦うという状況の中、種を守ろうとする力の働き方が異なるというのも人類が今まで生き延びてきた秘訣なのだとしたら人類の様式美を感じざる負えない.