J1リーグ 第24節 vs湘南 5-1

 曇り、気温は21度.夜中に雨が降りアスファルトは黒くなっている.

 

 昨日のアウエーの試合.DAZNで視聴.

 この試合、小柏選手と岡本選手が欠場から復帰し漸くベンチメンバー共にやり繰りできる状況になってきている.それでも金子選手、シャビエル選手が復帰せず菅選手がレッドで出場停止である.

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 試合会場の平塚競技場の気温は27.3度、湿度90%という状況で、試合が始まると両チームの選手の顔から汗が水を被ったように吹き出している.その中で休養十分だがどれだけ体力を温存しながら戦えるかがコンサドーレにとって勝敗を分けることになりそうと思っていた.

 

 試合は、開始早々コンサドーレが攻め込み青木選手が上げたボールに小柏選手がゴール前に飛び込む惜しいチャンスがあった.ゴールにはならなかったが怪我明けの小柏選手の気迫が伝わるプレーだった.あのプレーで湘南のディフェンスも警戒することになりコンサドーレの流れになったのかもしれない.

 その後、コンサドーレは後方でパス回しを行い.湘南がプレスラインを上げてきたところで縦パス或いは逆サイドへロングボールを上げる.これは、ミシャ監督が中断期間に練った作戦だったと思う.何時もなら後方でのパス回しからサイドに散らしながら相手をゴール前に押し込み得点を狙うプレーが多かったが、やはりゴール前を固められては得点を入れられないことが多かったためこの戦い用にデザインしたものだろう.

 この作戦の利点は、相手を走らせることと自分達はパス回しをすることで走る距離を少なくさせるというこの時期ならではの作戦である.最近の試合では相手側にその作戦を取られいつも相当な距離を走らされていたわけで、やはり体力消耗が激しい時はそうならざる負えない.

 もう一つこの作戦で重要なのはロングボールを入れた後、簡単に相手にボールを渡さないような前線の選手の動きが重要だということである.

 この試合、明らかにあいてDFとの駆け引きにコンサドーレの方が勝っていた.上位チームだとこの駆け引きに負けボールロストしてしまうことが多かったが湘南のDFはそれ程強くはなかった.その点で興梠選手の存在はこの試合大きかった.ワントップで体を張りボールを捌くことが出来ていた.

 

 そして前半9分、小柏選手にパスが渡り持ち上がり湘南DFが右サイドによることでゴール前が空きそこに走り込んだ駒井選手にパスが通りシュートが決まる.幸先良くコンサドーレが先制する.

 後はケチャドバ状態になり、ゴール前の混戦から興梠選手が押し込み今季リーグ戦で初ゴールを上げ、その後、キャプテン宮澤がゴールを決め前半で3点を取るというサポーターにとっては夢のような状況になる.

 後半も田中選手、青木選手が得点を重ね相手に1点を許したが完勝することになった.ミシャ監督が試合前に言っていたこの試合に賭けるという通り賭けに見事勝って見せた.この結果、入れ替え戦、自動降格のチームとの勝ち点が6となり少し降格の恐怖を遠ざけてくれた.

 

 今季加入したスパーチョーク選手も出場しアシストを見せてくれた.まだまだ前線の動きを身に付けていないが、試合に出れたことは良かった.そして期待の中島選手もベンチに入っていたが出場は叶わず.

 

 新しい韓国人FWの加入も決まりいよいよ先発の争いが激しくなりそうである.この試合素晴らしいCKを上げた福森選手や荒野選手がベンチになることになるとは考えられない状況だったのが、けが人が復帰すると途端に選手層が厚くなったように思える.ベンチ外だった西選手やシャビエル選手、ドド選手などは焦っていることだろう.

 

 次は、13日の神戸戦、ホームで連勝を飾って欲しい.