中国も独裁国家になる プーチンも冬将軍との戦い

 晴れ、気温は2度.まだ零下にならないけれど昨日から気温が低いままである.今日は、道内でも雪がちらつくところがあるという話でまだ10月なのにと思う.

 

 

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 中国の集団指導体制は崩壊しこの先ロシアと同じような中国という国が出来上がる.ロシアが独裁政治を強めると同時に周辺の国に対して圧力を高めたように中国もこの先大国としての自尊心を強め強権を発動するのだろうと思う.当然、台湾は統一を目指すだろうし、日本も同時にその力を示し対抗できないほどの勢力を強める可能性がある.もし、アメリカが極東から撤退するようなことがあればと考えると空恐ろしい.

 

 この体制強化は、プーチンも喜んでいることだろう.その理由は、中国の体制が崩壊すればロシアとの関係も曖昧になる.現状西側諸国の経済制裁で青根吐息に陥る状況で国内の経済を回すにはどうしても中国の援助が必要である.少なくともエネルギー資源は自国でカバーできるので後は食糧、工業製品ということになる.それも中国を通して獲得できれば中国に寄りかかりながら生きながらえることは可能だろう.所謂ロシアの北朝鮮化である.国力は落ちるが何とかプーチンが権力を持つ時間を持ちながらえばその間に世界情勢は変化し、西側諸国も息絶え絶えになることを期待しているのだろう.

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 ロシア軍の撤退のニュースが流れているが、これは第2次世界大戦中日本軍が満州、中国、東南アジアと前線を伸ばし続けてしまい最後は補給が追い付かなくなり激しい戦闘による兵士の漸減により戦線を維持できなくなった時と似ている.相手を追い詰めるには引く相手を蹴散らさなければならないのだが、そもそもの兵力が分散すればそれだけ相手に与える脅威は少なくなる.更に占領した土地でゲリラ活動が活発化すればそれだけでも支配する力は衰える.

 本来なら一撃でウクライナの首都を占領し、大統領を確保し親ロシアの傀儡政権を作る作戦が成功していればというところだろう.まさに机上の空論を地で行くような作戦だったということである.ある意味、ロシア軍の力が強力であり電撃作戦でウクライナ軍を壊滅するような被害を与えられなかった時点で一度引くべきだったのだろう.そのタイミングを誤った結果といえる.

 相手に壊滅的ダメージを与えるためにエネルギー施設の破壊を行っているのだろうが、これは、最後の握りっ屁みたいなもので効果は薄い.それよりも自国の国内騒乱が起きそうな状態を改善するための部隊が必要になっている.だから今は未熟な兵士が前線に送り込まれプーチンの周りに強力な軍隊が留め置かれている状況なのだろうと想像できる.

 ロシアはどこまで撤退し、どこで停戦するのかを考える時なのだろうが、有利な条件で停戦しなければ自分の命が危ういプーチンにとってその時間を引き延ばすことに躍起なのだろう.

 厳寒の冬がロシアにやってきた時、ウクライナ、ロシアどちらが有利に立てるかがプーチンの運命を左右する第一の関門になるだろう.