仏法僧ならずコノハズク

 曇り、気温は10度.昨日は雨降りで気温が上がらずそのままの状態で続いている.ストーブを焚かずに過ごしたいのだが、点火ボタンに手が伸びる.

 

 土曜日の昼間、外で庭仕事をしていると何処からか「ブッポウソー」と繰り返し声が聞こえる.最初は鳥の鳴き声とは思わず誰かがそういった音を流しているのかと思ったら、向かいの家の屋根にあるアンテナに茶色い背をした鳥が留まっているのが見えた.しばらく鳴くとどこかに飛んで行ってしまった.飛び立つ姿を見ていなかったので鳩くらいの大きさとしか判らなかった.

 その話を家人にするとスマホで直ぐに調べて画像を見せられた.その画像の鳥は色鮮やかな鳥で自分が見た鳥の姿と全く違うものだった.良く調べてみると「ブッポウソー」となく鳥は、仏法僧という鳥ではなくコノハズクという鳥だった.

 コノハズクはフクロウの仲間で日中は森の中にいるようで昼間住宅街の中に居ることは無いようだ.更に絶滅危惧種に指定されており更に貴重な経験をしたことになる.スマホを持っていたのだからその姿をカメラに収めておけばよかったと後で後悔するばかりである.