曇り、気温は19度。あのお盆の時期の暑さと比べれば寒くなった感じる。
天気図を見ると日本列島を北から高気圧、低気圧、高気圧、低気圧というように帯状に気圧の変化があることを示している。ある意味美しい形である。
高気圧に覆われた北海道は晴れ間が広がる。しかし、明日からは熱帯低気圧に変わった台風9号の影響で雨模様になる。特に北海道に23日は大雨に注意である。
北海道の国道の色々なところに設置されていた固定オービスが次々に撤去されていった。その代わりに導入されたのが移動式オービスである。移動式であるためどこにでも設置でき違反車両を記録できるわけである。お盆の時期、交通量が多く時にはのろのろ運転が常態化する道路もあったが空いた道路を猛スピードで走り去る車も多くみられた。北海道の道路は主要国道は片側2車線あるいは3車線であり運転しやすい。その運転しやすさは時には暴走事故を起こす。スピードが出ていれば事故を起こしやすいしそれによって被害にあう人がいるわけである。今回逮捕された人は制限速度60km/hrの道を175㎞/hrで運転していたのだから異常である。急いで家に帰るにしてももう少しゆっくり帰るべきだろう。
昨日、王位戦7番勝負の第5局の2日目が行われ藤井王位が勝ち対戦成績を3勝1敗とした。この局、じりじりとした展開となったが封じ手以降徐々に藤井王位が優勢となりそのまま押し切って勝利した。これで来週行われる第6局の勝敗の行方によっては藤井王位の永世王位の資格が与えられるかもしれない。
この野次訴訟、大きな問題点をはらんでいる。その大きな問題点である良い野次悪い野次の線引きを避けて最高裁の判決が出たのも問題であるといえる。
この裁判、野次った2人の男女それぞれに男性の野次の排除は適法、女性の野次の排除は違法とされたことが問題といえる。男女の行為は2人で訴えたのだから2人の行為は同等のもので表現の自由にそった行為を取り締まることは違法という点は同じである。その点の中で何故判断が違ったといえば、男性が自民党関係者から押されたことが男性に危険が及ぶと判断された点と男性が演説車両に近付いたことで演者に危険が及ぶ可能性があった点が警官の判断は適切と判断されたようだ。この点から言えばある程度の距離があり何らかのあ暴力行為が発生する恐れが無ければ野次を行っても警官から排除されないというルールは出来たのかもしれない。しかし、その辺りの判断は現場の警官に任されるわけで後で違法と言われかねない立場に追いやることになる。当然、現場の警官の判断にプレッシャーが係ることは今後あり得るだろう。
さらに7月行われた東京都知事選で小池知事が多くの野次で演説を中断しなければならない動画があったが、あれは今回の裁判の結果で言えば警官は取り締まることができないわけで、一方の表現の自由は尊重され一方の表現の自由は制限されることになる。大声で演説を遮ることができるなら街頭演説は野次合戦となってしまうだろう。やはりどこかに演説を適切に聞ける自由というものが保証される必要があると思う。
今回の件新聞各社は野次は表現の自由の一つであると大々的に認めているが、自分たちがその被害に有った際に相手を尊重する対応ができるのか疑問符が付く。彼らはニュース媒体という武器で相手を否応なく攻撃できるからである。