パワハラ

 雨、気温は24度。昨日の夜から断続的に雨となり時折雷鳴も鳴り響く朝である。

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 秋雨前線は消え台風10号の長い渦が北海道に掛かっている。そのため北海道は全道的に雨となっている。既に台風10号の勢力は収まってきており雨が中心になってきている。明日にも熱帯低気圧に変わり日本列島を縦断していくのだがその間も東日本を中心に雨を降らしていく予想である。

 

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 パワハラの件で追及されている斎藤知事であるが、このニュースと見て感じるのは時代の違いなのかもしれないと感じている。20年、30年前ならこの程度のことは日本社会の隅々で行われていた。あるいはこれ以上の酷い行為が指導という名のもと誰もが当たり前のように受け入れていたはずである。

 その中で理不尽なことに耐えそれを歯を食いしばって生きてきた人間にとって自分が上司になればそういうことはしないと考えた人と上司になればそういう行為は当然しようと思う人の2つに別れることだろう。

 しかし、時代の流れは急速に流れパワハラ自体が否定されるようになると後者は混乱することになる。自分が受けてきたパワハラは今以上のものであった場合、どこまでがパワハラでどこからパワハラではない指導になるのかの基準が分からなくなるからである。

 厚労省パワハラの基準は今でも明確なものではない。その解釈によれば相手がパワハラと思えばパワハラになるという状況に応じて基準が変わるものだからである。その曖昧な部分の線引きは難しく同じような行為を行ってもそれをパワハラと感じるか感じないかは受ける個人の気持ちによって変わる。

 今回の斎藤知事が何故自分がパワハラを行っていないかと主張するのか?それは、斎藤知事自身が考えるパワハラの基準を超えていないと思っているからである。

 今回の件、斎藤知事のパワハラを訴えて自殺した兵庫県県庁職員は何故死を選ばずに生きて自分の正当性を主張しなかったということが残念なことである。今の百条委員会では聞き取り調査の内容を知事に問うしかなくその中で意見の相違が発生するのは当然である。このままいけば真相は藪の中ということになり斎藤知事は任期を全うすることができるように感じる。

 大きな証拠に残るような行為が無ければ斎藤知事に対してできることは任期終了後立候補したなら投票しないことくらいなもののように感じる。