シリア アサド大統領亡命

 曇り、気温はマイナス1度。

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 西高東低の気圧配置は相変わらずで全道的に曇り空になる。この傾向は明日まで引き続き続くようである。

 

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 ある意味、あっさりということに尽きる。政府軍は自分たちの指揮者が前線を放棄して消えてしまった。残された兵士はどうなるのだろう。最近、キングダムというアニメを見ている。この中で主人公は代将軍を目指すと言っているのだが、そのためには相手の兵士を大量に殺しながら戦に勝ち抜いていく必要がある。もう一人の主人公の王様も戦争を終わらすためには中華統一を目指すのだが、それまでに各国を滅ぼさなければならないという目的をクリアしなければならない。この物語に出てくる主人公は相手が戦士であればまる相手に人の心が無いように殺しまくるわけである。それをNHKが放送しているのも不思議である。今回の内戦もイスラエルの戦いもウクライナの戦いも同じである。相手を叩きつぶすほど英雄になり自分たちの目的のために殺戮を繰り返すわけである。キングダムも色々な言い訳をしながら主人公たちは殺人マシーンとなりある意味それを見ているものに正しいと思わせる効果をもたらす。

 今回、逃げ出したアサド大統領は兵や人民を置き去りにし逃亡したわけである。一端後退して軍を立て直すのではなく自分の命惜しさに置き去りにしたようなものである。残された人民、兵士の命は消耗品である。

 歴史ではそのことはある意味無視されて記録されていく。国家というものはそういうものであるという事実は変わらず引き継がれていくためにである。その行為が正しい正しくないということは言違いでは言えないところがあるのも事実である。キングダムのように中華統一を果たせばそれ以上の殺し合いが無くなり未来の人間の命が救われるのである。しかし、それまでの戦いで多くの人が命を失うわけである。その戦争の正当性は誰にも分からない。長い歴史の中で評価するのも不可能である。