中東情勢

 晴れ、気温はマイナス6度。

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 今日も西高東低の気圧配置だが徐々に等圧線の混み具合は弱まり全道的に晴れ間が広がる。

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【解説】シリア・アサド政権崩壊の3つの要因、ロシアに逃げたアサド大統領、高笑いしている2人の権力者は誰か?(Wedge(ウェッジ)) - Yahoo!ニュース

 シリアの戦争は、反政府軍の勝利で終わった。今後の流れは反政府軍の主力であったHTSがそのまま新政府の中心になるのかどうかにあるだろう。HTSはアルカイダとつながりがあるとされ更にトルコから支援を受けているとされるのだが、将来的にどこへ向かうか不確定である。このままトルコ支援のもとに反政府組織が統合して新政権が樹立するかまだ分からない。今回の動きは各組織にとって同床異夢のようなものでそれぞれの組織がどれほどの利益を得るかにかかっている。

 そして、気になるのは中東情勢の変化が世界に与える影響である。今回の内戦の終結でトルコに逃れていた避難民が帰還することである。この中には中東からトルコを経由して世界に広がったイスラム過激派組織の種がバラまかれるのが一端収まることになる。既にバラまかれた種は発芽しており特に多くの難民を受け入れたEUは大きな影響を受けている。

 もう一つは中東の安定化につながるかどうかだろう。短期的には今までとは変わらないが、シリアに端を発する勢力図の塗り替えは今回の内戦でロシアイランが手を引いたことで情勢は大きく変わることになる。特にイスラエルは漁夫の利を得ることになるし、反政府勢力に援助を行っていたトルコも難民問題で大きく影響を受けた経済が一息つくことになるだろう。それを機にトルコ周辺の国をも飲み込むことが可能なのか注目である。