晴れ、気温はマイナス9度。
北海道周辺は気圧の乱れがありところにより雪などの局地的な荒天がありそう。年末は相当交通の混乱はありそう。
この事故の原因はバードストライクなのは確実だろうが、事故に至る何かが最悪の事態を生んだような気がする。その理由は、胴体着陸する前に一度着陸をやり直しておりまだ操縦系統が機能していたように感じるからである。この機体は燃料を破棄する機能が付いていなかったようで燃料を消費するには長時間の旋回が必要だったらしいがそれでもあれほど爆発する量の燃料を積んでいたらあの程度の爆発は当然だろう。その辺りの回避策が取れない状況だったのか調査の結果が待たれる。それにしても年末立て続けに航空機事故があり恐怖を覚える。事故が連鎖しないことを祈るしかない。
今回の兵庫県庁の問題は、傍目から見ると派閥争いである。兵庫県の知事は代々総務省上がりの役人が知事についてきた。その理由は兵庫県知事という職が特別なものであるという意識があるのだろうと思う。そう考える理由は、初代の県知事があの伊藤博文だったからである。お札の肖像画となった偉人といわれる人間が兵庫県知事を務めたという歴史は特別な何かを与えたと感じるのかもしれない。更に伊藤博文の他に後の外務大臣として他国と交渉を行った陸奥宗光がいる。第2次世界大戦まで知事は官選だったためあれだが、戦後公選制に移行後7人の知事が務めたが3代目以降副知事出身者が知事になり長期政権を続けた。その歴史が兵庫県の県庁のカラーを作ったといって良い。
その中で今までの県庁の慣習を変えよとする勢力は流れを踏襲しようとする人たちにとって害悪でしかない。それは、新しいことを作り替えるための壁のようなものである。それを少しずつ変えるのか一気に変えるのかで反発の度合いは異なるだろう。そのためのハレーションが大きければ大きいほど県庁上げての派閥争いになることは一般の会社組織でも同じである。だから今回のこの騒動についてあれだなと気付く人は多いのではないだろうか?
それについて県民は斎藤氏に県庁の改革を預託したわけであるがその結果を受け入れない人は選挙にも苦言を呈すことになる。そして更に外野がそれに口出しをすればするほど県庁はドロドロになるのだろうと思う。この場合立場を鮮明にすれば漁夫の利も多そうだが、負けたときの反動も大きいと思われ徐々に旗色を鮮明にしない職員が増えるのも常である。今の県庁の過激な活動を行っているのは両派とも1割程度だろう。その争いを傍観者のように見ているのが6割残りの2割がどちらが有利になるか蝙蝠、狐である。
その中でオールドメディアが反斎藤派が利用し、ネットは主に斎藤派が利用している状況である。この結果はどちらかが値を上げるまで続くだろうし、今後の斎藤県政4年は修羅場の時代になると思われる。どちらにしろ大きな禍根を残すことになるのは間違いない。