屋根の雪下ろし USスチール

 晴れ、気温はマイナス13度。

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 今年は異常気象のためか局地的な大雪が目立つ。その中で起きるのが屋根の雪下ろし中の事故である。人間心理として高く積もった屋根の雪をどうしてもきれいにしたいと思うものである。そして、その屋根に雪が積もる家というのは積もった雪が落ちにくい構造の家が多い。本来なら屋根に雪が積もりにくい家に住むことが重要だし、家の周りに雪を捨てる場所が確保できるのも重要な条件である。しかし、日本の住環境の特殊性もあるためそういった家屋が今だ存在する。難しい問題である。

 

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 ここで書かれる事実は日本からの視点でありアメリカから見た視点ではない。日本製鉄のUSスチールの買収は、日本の鉄鋼業界が生き残れるかどうかの問題でもある。

 中国の鉄鋼産業は、不動産バブルの崩壊とともに生産した鉄鋼の多くの行き場を失った。工場が稼働していればその行き着く先は国外である。多くの在庫を抱えた鉄鋼業界はダンピングしてでも売らなければならない状況で質より量である。それに対抗しようとしても価格競争で負ける場合日本製鉄は生産縮小で対応するしかない。それはUSスチールも同様である。アメリカの強みは自国で生産した鉄鋼を購入することが可能であることである。日本製鉄にUSスチールを売らないとすれば方法は中国生産の鉄製品に高関税を掛けること一択である。既に次の大統領であるトランプは中国の製品に関税を掛けることを決めている。その流れから言えば今のアメリカの労働組合は強気である。