明治安田J2リーグ 第34節 コンサドーレ 0-1 水戸

 明治安田J2リーグ 第34節 プレミストドーム

 

 小雨が降る中ドームに行ってきた。試合の感想はJ2レベルのチームであると証明した試合だった。その差はやはりFWの質がJ1レベルに達していないためである。この課題は、ペトロビッチ監督時代も同様の欠点があり、何とか凌いできたのだが、ロペスが去った後の補強が上手くいかずガチャポンも外ればかりというところで下り坂に向かってしまった。その流れを解決せずにJ1最終年を過ごし今年もまた補強に失敗したわけである。本当に無駄な一年を過ごしてしまったというしかない。

 

 試合の内容というと後ろからのパス回しからのサイドチェンジを繰り返すばかり、水戸も同様の戦術だったのだが、コンサドーレの場合は水戸の守備陣が整った時にパスを出していたのに対して水戸はコンサドーレの守備が整う前に裏へのパスを出すというところが別だった。そして、水戸は裏に入ればパスをつないでゴールへ向かうスピードが違った。対するコンサドーレはワンテンポ入れるタイミングが遅かった。

 この試合の先制点が水戸に入ったことでゲームの流れは水戸のものだった。しっかり守備を固めゴール前に迫るコンサドーレのシュートを体で跳ね返し続け、危なげなく勝ち切った。J1昇格に手が掛かっているチームと既に事実上昇格は無いチームとの差であった。

 

 これで今季のJ1昇格は達成できず残り試合は消化試合となった。残りホームゲームの集客はどうなるだろうか?深井選手の引退という話題があるがそれ以外に何もない。

 更に今季終了後変則的な来季に向けて多くの選手の入れ替えが予想される。半年の間に選手の若返りを図るのだろうか?更に監督の交代はあるのか?そういった話題になるのではないだろうか。