コンサドーレの事

 空は、白い雲に覆われている。今日は、雨が所により降るらしいが、それ程豪雨にはならないのだろう。しかし、6月に入って寒い日が続いている。

 昨日のコンサドーレ札幌について少し書いておく。

 自分にとってコンサドーレ札幌は、プロスポーツを応援する切っ掛けを与えてくれたチームである。

 自分の頃のプロスポーツと言えば、野球か相撲であった。そしてコンサドーレ札幌が北海道に出来るまでプロチームは無かった。だから、単純に嬉しかったし、まだ応援する人の少なかった時からチームを見てきたものとしては、我が子のような気がするのである。表現が適当ではないが、可愛くもあり、自分の思うとおりに成らなければ怒ったりもするそんな関係であると思う。

 J2リーグも今年も3月に開幕し、各チームとも一つ上のカテゴリーに上がる事を目標に戦っている。それが、来年になるか再来年になるのか各チームごとに目標設定は違うだろう。では、札幌はどうなのだろう?

 仮にも去年J1で戦って来たチームである。成績は芳しくなかったが、その前はJ2で優勝もした。それなりのチームが出来ているはずだった。しかし現実はどうだろう。毎年入れ替わる選手たち、下部組織から入団した選手たちの伸び悩み。本当に強いチームを作るための基盤が出来ているのだろうか甚だ疑問である。

 チームは生き物である。その組織は、常に新陳代謝し続ける。そしてある部分は、その組織から離れ、また新しい血が入ってくるその繰り返しである。それが出来なければ何時か老いさらばえ消滅してしまうものである。

 このblogで何時も厳しいことを書いてしまうのだが、選手たちやクラブが成長しなければコンサドーレ札幌というチームが永遠に続く事は無い。今大丈夫であったとしても10年先20年先の未来は判らない、もしかしたらという不安を常に考えていかなければならない。

 そしてその組織の主体となる選手たちがコンサドーレの未来を背負っている事を理解して欲しいのである。自分たちの行いの一分、一秒が、その後に続く後輩たちの未来が掛かっている事を。

 

 昨日の負け試合は本当に残念だった。選手たちは一生懸命走り戦っていた。しかし、勝つ事は叶わなかった。それは、監督の責任であり、運営会社の責任であり、サポーターの責任でもある。