深夜から断続的に強い雨が降り、朝方には霧雨に変わった。空は一面を雨雲が覆っている。風は冷たくなく、生暖かい。

 相変わらず、曇の多い日が続く。9月に入ってもからりとした晴天は続かず、本当に雨が多い。そのため水田の稲穂は頭をたれているが、実が鈴なりとは成っていないようだ。今年は間違いなく不作だろう。
 
 この天候なら、農作物もそうだが山の実りも同様だろう。今年もまた餌を求めて熊や鹿などの野生動物が麓に下りてくる。全ての動物が人間と共存してくれるなら、仲良くやっていけるのだろうが、そこは別、人間にとって美味しいものは、やはり野生動物も欲しがる。
 そのため人間と動物の争いになってしまう。更に熊などは、人間を敵対する動物としか思っておらず、人間を襲う事があるから問題である。
 今の人間は、アニメや映画などで愛くるしい姿を見せているのが普通だと思っている。白熊などは、CMで愛嬌を振りまいているが、実際そんな振る舞いはしない。

 これから紅葉が山を覆い実りの秋がやってくるが、なるべく人と動物が共生できることを祈っている。