東京FC vs 札幌

 既に過去の試合となってしまった。

 今日の試合は、何と言ってもDFの河合選手の活躍が引き分けに結びついた。それはそれ程スーパーな動きをしたということではなく、DFラインに統率を生み出した。
 だからと言って、Jリーグトップレベルのしゅびになったと言っているわけではない。それなりに守備ラインンをだれが上げ下げするかという部分でのものである。

 それだけでも去年の上手く機能しなかった守備ラインと比べれば雲泥の差である。タラレバでいえばもし去年、河合選手が加入していたなら、札幌はJ1に昇格できていたかもしれない。あくまでもタラレバであるが。

 そういった役目に箕輪選手を補強したのだが、残念なことに故障からついにピッチに立つことは無かった。その役割を新潟に移籍した石川選手が担っていたが、彼は若くまだ自分の守備に精いっぱいだった。守備にミスがあてもそれをフォローする経験と、自分の守備をこなしながら周りの状況を確認できるある種の才能が必要だった。

 今後ある程度の失点はあるだろうが、大きな破たんは少なくすることができることは安心できる材料である。後は、やはり攻撃力となる。

 ワントップの三上選手。残念ながらスタートの一歩がまだ遅い。あの一歩が相手と競り合ったとき半歩前に体を入れれるかの差である。後半疲れが出てきてもスタートの一歩が早ければ、相手も同条件なので絶対前に出ることが可能である。
 外野のたわごとでで申し訳ないが、スタートのコツを誰かに教えてもらうべきである。北海道には、100メートル女子の日本記録を持つ福島選手が居り、その所属先の専門学校には、札幌の曽田元選手が講師として加わっている。そのつてで教えてもらってはどうだろう。少しドタバタした体の動きは、直せないかもしれないが、それができれば日本代表に近づくことができるはずである。

 それなりに今後につながる試合だったが、3戦連続勝ち星なしは、スタートダッシュにつまずいた。次も引き分け以下なら、本当にチームの今後は無いと言って良いだろう。それなりの戦術を草津戦には見せてくれるだろう。話はその後で。