台風25号週末北海道を通過予定

 晴れ、気温は13度。太陽の日差しは強いが風が冷たく感じる。秋である。

 台風24号が北海道に上陸せずほっとしたところであるのに、今度は台風25号が近づいてきている。今はフィリピン沖を北西の方向へゆっくりと北上している。

 

 台風25号は現在、中心気圧915hPaと殆ど台風24号と同じような勢力であるが、今回は北上するにつれ中心気圧が上がってくるようである。その状況から風は24号よりは弱そうであるが、それでも日本に近づくときには最大瞬間風速は50m/sあるので油断はできない。

 また、丁度日本列島に掛る秋雨前線を活発化させるようなので雨量が心配となる。多いところでは一時間に100㎜を超える雨が予想されるので、これまでの台風により地面に雨を含んでいるような地域は土砂災害の危険性が高まることになる。

 山裾、斜面に建つ住宅地は、地滑りによる災害は起こる危険性は高いので十分な警戒が必要である。やはり心配なら台風が接近している期間は避難所等に早めに避難するほうが良いだろう。さらに降水による河川の増水は当然起こるので、川沿いに住む人たちも早めの避難がおすすめである。

 しかし、こういった大雨被害が起きるとき必ずと言ってよいほど川で流される人が出てくる。川が増水して田畑が冠水の被害を被ったとしても人一人の力では如何ともしがたい。そういう事態になったとしても諦めるしかないと悟って、河川の見回りはよしておいたほうが無難である。

 現時点で台風の進路は未確定であるが、九州の西側を北上しながら対馬沖を抜け右にカーブしながら北海道を目指して日本海を北上することが予想される。

 進路の先に北海道があり、そこに近づくころには温帯低気圧に変わる予想だが、できることなら直撃を避けて抜けて行ってほしいものである。

 台風の進路は、コマが回っているのを見ているよりは、進む進路は予想しやすいのだが、台風の影響の及ぶ範囲が大きいため中心がある程度ずれても被害は大きく変わらない可能性が高い。やはりこれも備えあれば憂いなしで言葉通りに行動することが良いだろう。