モラルハザード(その2)

何故人間は、決まりを破るのだろうか?
全ての人間が全ての行動で道徳的に生きろと模範的なことを言うわけではないが、生きていく上で基本的な部分で、子供の手本になるような生き方を目指してみないか。
今いる大人が模範を示さなければ、次に続く世代のモラルハザードが低下し更に次の世代、次とどんどん下がり街中では犯罪が日常的に起こるのが当たり前の世界になってしまう。
それが恐ろしいのである。
今平気で子供の前でゴミを捨てたり、モノを壊したり、盗んだりする大人が多すぎるのである。
そんな些細なことといわれるかもしれないが、その些細なことの繰り返しが、ゴミの不法投棄を招き、平気で嘘をつく政治家を生むのである。
逆でもある。平気で犯罪的行動を起こす1部の大人がいるから、軽微と思われる犯罪を行う大人が増えるのかもしれない。
昔もそうだったかもしれないが、その情報量が違うのである。
昔の場合、町内の話題で済んだ話が、マスコミを通じで全世界に発信されてしまう時代なのである。
だから昔は、近くの大人のその振りを見て子供は、育ったのだが、今は更にテレビ、雑誌などでそれ以上の情報を得ている時代なのだ。
そこで、今こそ子供に手本を示せる大人が増えなければならないのだ。
何も全て聖人君子のように生きろとは言わない。
せめて子供の前では、そういう行いはせずに立派な振る舞いをして欲しいのだ。
そして、もし恥じた行いをした場合、潔く自らの責任を明らかにして貰いたいのです。
もう手遅れですか?