コンピュータウイルスは忘れた頃にやってくる。

ウイルスによる被害が発生した件

ここ1,2年、ウイルスによる障害が発生していなくて安心していたのですが、忘れた頃にやはり事件は起こるものである。

 まず初めに、「インターネットにつながらない」という連絡がはいる。これは、以前外部に接続するためのブロードバンドルータが故障した経験があるため1番最初に確認を行ったが異常なし。電源ランプも正常に点滅している。そこでルータのログを見てみると夜中は正常に通信を行っていたが朝8時台で接続エラーを起こしているようだ。
 管理用の端末をそのネットワークに接続を行う。その端末でプロトコルキャプチャーを行ってみると、1台のIPアドレスからARPアタックを行っていることを確認した。
 
 その使用者の端末をネットワークから切り離してもらい。ウイルススキャンをかけると予想通りウイルスが検出された。以前もウイルスに感染した前科がありその時にノートンを購入してもらいインストールしたのだが、1年で更新をやめていた。
 状況を尋ねたところ更新切れのウイルススキャンソフトでチェックをかけていて安心だと思っていたようである。
 私物の端末をネットワークに接続させている状態なのできちんと管理できていなかったのがそもそもの原因である。

 最近、価格.comでのウイルス騒ぎがあり。充分な管理をしているはずであろうサイトがこうも簡単にセキュリティを破られ、さらにセキュリティの専門であるトレンドマイクロもウイルス様のプログラムをばら撒く世の中である。これを教訓にどのようにセキュリティの強度を高めるか考えなくてはならない。

 それにしても、今回は簡単に原因が突き止められ被害は拡大しなかったが、これが全端末に波及していたらと思うとぞっとする。案外、ウイルスに感染した本人はケロットしていて腹立たしいのだが。
 世界中で、ウイルスによる経済的損失はいかほどになるのであろうか。きっと日本の国家予算に匹敵するほどの金額が全世界で損失しているのではなかろうか?