滋賀県の行方

滋賀県知事に嘉田さんが当選し、7月19日に初登庁のニュースが流れた。
 
 その後、公約のことが気になっていた。何故なら今回の件、青島幸夫元東京都知事世界都市博覧会の中止を公約に掲げ東京都知事に当選したことを思い出したからである。

 青島元知事の場合は、博覧会を中止したが、その影響か、東京都知事としては何もすることなく終わってしまった印象が強い。(博覧会の準備が相当進んでいた時点の中止のため損失が大きかったという理由もある。)

 そして嘉田知事も政策能力は未知数の中(滋賀県のHP上のプロフィール)公約を実行するために知事に当選したわけで、ここで、その公約を反故にした場合、その後の知事としての職務を実行することは難しくなるだろう。

 その新駅の総事業費であるが、wikipediaによると
南びわ湖駅は地元の要望により建設される「請願駅」であり、建設費用約240億円は全額地元負担となる。このうち約117億円を県が分担し、101億円を地元栗東市が分担し、残りを近隣市で分担することとなった。

 今の所、建設予定地の新駅の開業に向け駅前の区画整理事業が始まっているのと5月から新駅の一部工事が着工になっているようだ。

 この辺りの公共事業は、ある意味大金が絡むため、表面に出てこないだけで裏で利害関係が絡むことが多い。そのため、表面上は、新駅の建設に反対しておきながら裏で賛成の人間も多いはずである。この場合、上手い具合に裏で抵抗して、知事の公約違反となれば責任を被らずに利益を誘導できるし、表面上賛成に回れば選挙も問題ないことから、今後の議会運営などで表面に現れない嫌がらせが増えるというのがお決まりのパターンである。

 今回の件、心情的には、公約を守るべきだと考える。もし、だめなら辞職する覚悟或いは、県議会を解散するつもりで行わなければならなくなるのだろうと思う。
 
 そして、自分が地元に住んでいないので詳しい事情を知っているわけではないので、この辺りの裏情報は、マスコミが積極的に報道して欲しいところである。しかし、今のマスコミにそれを期待してもしょうがないと思うのが正直な所、そこで、WEB2.0の登場である。地域の情報を吸い上げることが出来、それを有効に利用できれば、インターネットの価値は上がってくるはずである。

 期待して続報を待つことにしよう。