飲酒運転

最近、飲酒運転事故の報道が盛んになされるようになってきた。今年に入って急に飲酒運転の事故が急増したわけではなく。漸く世間も飲酒運転の危険に気づいてきた結果だろう。

 飲酒運転には、皆さんも知っていると思うが、酒気帯びと酒酔い運転がある。酒気帯びは、呼気1リットル中に含まれるアルコール量が、0.15、0.25mgの2段階で罰則規定がある。

 ここで理解しておかなければならない事は飲酒後運転しても、呼気中のアルコール濃度が既定以下であれば運転可能なことである。では、アルコール濃度が0.14と0.15の間にどれ程に違いが出てくるだろうか?また、0.24と0.25の間にどれほどの違いがあるか?法律で決めてしまうと、数字で善悪を決めてしまう点が問題だろう。ここは、直近の飲酒の事実があれば、酒酔い運転にすべきだろう。

 この一連の飲酒事故、事の重大さは、加害者、被害者にならなければ人々に危険を再認識されない。
 よく通る、田舎道の道路わきに、ビール、焼酎、日本酒の缶やビンが捨てられている。ここは、夜、交通量が少ないためよく車が止まっている所で、そこで、飲酒を行っているようである。何故なら、そこは、車以外は人も殆ど通らず、人が集まって酒盛りする場所ではないからである。
 ある一部の人たちは、飲酒運転が常態化しているに違いない。

 世間も、一昔前は、酒を飲んで運転して帰るのをとがめだてしなかった。事故を起こさなければ問題なかった。或いは、それ程大きな事故が無かったのかもしれない。それだけ世間も許容していた事実がある。
 やはり、これを契機として、世間がそれを許容していかない雰囲気を作り出していかない。