台風13号

今年の台風の進路は、例年と比べやや北上した軌跡を通っている。今年一年だけの例外かもしれない。或いは台風シーズンが始まったばかりなので違うかもしれない。

 今現在、日本海を大陸に沿って北上し、サハリン手前、函館沖で進路を変え北海道に上陸する予定である。日本海の海水温の関係も有るが、もし海水温が高い場合台風は大きく発達するのだが、東北沖は、寒流が流れ込む地域のためそれ程海水温が高いとも思えず、徐々に勢力を弱めながら接近すると思われる。

 北海道の台風と言えば、2年前の台風を思い起こさせる。その風は凄まじく自分の住んでいる地域にも被害を与えて去っていった。北大のポプラ並木や、支笏湖周辺の原生林の林の木を軒並み倒壊させ、一夜去った後、東京に出張に出かけたのだが、JR千歳線沿いの防風林が軒並みなぎ倒されその被害の凄さを目の辺りにした記憶がある。その風倒木の撤去が漸く終了したようである。

 今来ている台風13号も、九州、四国、中国地方に風の被害を与え北上しているわけであるが、なるべくなら北海道を避けて通過してもらいたいものだが、丁度偏西風に乗って北海道にカーブしてくるのは間違いないようだ。後は、勢力を衰えさせ被害を最小限にして欲しいものだ。

 北海道は、実りの秋を向かえ今が収穫の時期である。ここが農家の一番の仕事時である。北海道が豊かであるのも、農業がしっかりして居ればこそである。