曇り空の中銀色に光る屋根を目指しドームに向かう。やはり祝日とあって家族づれが多い。
ドームの中には既に多くの観客が詰め掛けていた。既にホーム側は八部の入りであった。
今日の始球式は、JALのキャビンアテンダントであった。
試合開始早々、両チームすばやい攻撃の繰り返し。東京Vにフリーのチャンスがあったがシュートは枠の外。その後札幌も何度がチャンスを迎えるが旨く枠に行かない。その後お互いに責め合うが、札幌の出足が鋭いためやや札幌が優勢。
そして前半の後半、フッキ選手のシュートをキーパーがはじきそれが丁度相川選手の目前に転がる。それを冷静に決め手札幌が先制する。
そのまま前半終了。
後半に入って直ぐ、東京Vが猛攻を仕掛ける。札幌も1点を先制したため立ち上がりはゴール前で守りを固める。東京Vは攻めるがミスが多いのと、今日の札幌のGKの佐藤が当たっている。何度も相手のシュートをはじき出す。
それにしても、お互い細かなミスが多い。やはりお互い選手の質はJ2レベルに近い。あの華麗なブラジルサッカーをしてJリーグチャンピオンになった面影は無い。
今の実力、戦い方は、東京V、札幌は似たチームである。お互いパスで相手のディフェンスを崩そうとする。そのパスのミスが多ければ攻撃にならないのはお互い様である。ただ違うのは、札幌のディフェンスがしつこいところだろう。
後半、東京VはDF2人を攻撃の選手に変えて入れてくる。しかし、お互い足が止まっているのと、東京Vの攻めが単調なことに札幌が救われる。
札幌も後半は、曽田選手と佐藤選手の息が合わず危ない場面を作る。ここはベテランの方がきちんと声を出し指示したほうが良いのではないだろうか。キーパーも遠慮しないで声を出すのは当然のことである。
その東京Vの攻めを交わし反撃をする札幌。右サイドからのフッキ選手のクロスを途中交代の中山選手が頭で合わせて追加点。
これで2−0。
その後直ぐに試合終了。これで札幌は、東京Vを抜いて6位に浮上。
次は柏。その後は鳥栖と残り二試合。来期につながる戦いをしてほしい。