夕張マラソン

昨日は、あの暑さの中、夕張マラソンを走りに行って来た。
 
 ハーフにエントリーしたのだが、会場に着いて、5kmか10kmにしておけば良かったと後悔してしまった。それ程暑さは厳しかった。

 会場は、日テレの24時間TVと連動して大いに盛り上がっていた。多くの人が会場を訪れお祭り騒ぎといって良い程であった。

 スタート後は、沿道に多くの市民が立ち声援を送ってくれた。それに笑顔でありがとうと返したかったのだが、それもできないほど苦しかった。

 それもそのはず、坂や上りを繰り返すコースは市民ランナーにとって試練の連続である。如何せん暑さに弱い自分にとって辛さの連続であった。

 そして、熱中症に近い状態でゴールにたどり着いた。

 レースとしては、すごく準備され立派な大会であった。難を言えば、給水ポイントが足りなかったことと、距離表示が不正確であったことである。あと1kmの表示があれ程長かったことはない。コース的には、これが9月頃行われるなら面白いコースである。周りの景色も紅葉になり見事になるだろう。

 後一つ感想を言うとしたら、夕張に若者の姿が殆どなかったことである。やはり過疎化の3文字の現実を知らされた。再建団体として今後努力を続けるのだろうが、これ程若者が少なくては、将来市として生き延びることは困難であろう。
 これは、北海道の他の自治体でもいえる。やはり街として機能するには、住民構成のバランスが必要だろう。やはり老人だけでは、10年後20年後の未来を描くことはできない。

 お祭り騒ぎのマラソン会場と今後の夕張の未来像が余りにも懸け離れていたため、何か寂しさをより一掃感じさせてしまった。それが北海道の現実に近いのだ。
 でも自分にできることがあれば応援したいと思わせたことも事実である。やはり現状を直視することが一番で更にもう一歩踏み出すことが重要だろう。