札幌 vs 東京V

曇り空の下、厚別で行われた試合、試合開始が午後4時であるので余裕を持って家を出て到着。

 少し霧雨のような水滴が顔に当たるが、まったく問題ない。雨を予想して重装備で出掛けたが、雨が降らずかえって暑かったくらいである。入場者も少ないかと思ったが8500程度であった。

 試合は、お互いにけん制し合う。札幌の守備も安定しておりフッキ選手を自由にさせない。
 得点のチャンスは、札幌の方が多かった。その中でも、前半素晴らしい折り返しが中山選手の足を掠めたシーンは本当にため息が出た。

 そのまま0−0で前半は終了。

 後半開始、空は曇り空の薄暮で遠くのゴール前のボールは本当に見にくい。
 
 後半、東京はフッキ選手にボールを集め、すかさずシュートを打ってくる。中々枠に飛ばない。

 そうこうしているうちに後半も残り少なくなった時間帯、CKのボールを曽田選手がゴール。混戦中で決まった。喜ぶ札幌の選手たち。残り時間は10分程。このまま試合を進めればと思っていた矢先、東京Vの選手が右サイドを駆け上がる。札幌の選手が止められず、きれいに上がったボールを、ゴール前に詰めていたフッキ選手が頭で叩き込む。

 あっと言う間に同点にされてしまう。あれだけ良いボールとゴール前に飛び込む東京Vの選手を止めることができず。

 札幌は、同点にされたため攻めあがる。しかしまたもやフッキ選手が札幌ゴール前にドリブルで持ち込みシュート。これがきれいに決まり逆点される。フッキ選手のフェイントに札幌の選手は置き去りにされ、フッキ選手の左足側を開けた時点で勝負あり。

 残り時間は、少なく、更にロスタイムは3分。札幌はCKのチャンスを何度か得る。しかし中々決まらない。もうタイムアップ寸前のCK。蹴る前に東京Vの選手が痛み時間が止まる。そして砂川選手の蹴ったボールを石井選手が決めて、札幌は同点で試合を終える。

 1度は勝ち点3を夢見、勝ち点1でもしょうがないと思った途端0点になりそして最終的には1点で終わった。

 本当に負けなくて良かった。今までの札幌だったら、1-0で終えられたと思う。それがだんだんできなくなった。今日の試合こそ本音を言えば1-0でそのまま終わるべき試合だった。

 引き分けのため、より一層下位との差が縮まった。次の仙台戦どのような結果になるのだろうか、試合から本当に目を離せない。

 <追記>
 帰って録画を見返すと、状況が良く分かった。札幌の先制点は、西谷選手が得たFKを砂川選手が蹴り、それを曽田選手がきれいに決めたもの。
 東京Vの先制点は、服部選手の上げたボールが、曽田選手、ブルーノ選手の頭を飛び越えフッキ選手の頭にドンピシャにあったもの。服部選手に上げられる前に阻止すべきだった。
 東京Vの2点目は、西嶋選手が、他の選手にマークを移動したため、フッキ選手がフリーになってしまった。
 札幌の2点目は、入ったのが奇跡に近いシュートだった。石井選手の頭に当たり、相手のGKの脇をきれいに抜けていた。

 そしてその前に砂川選手のシュートがバーに当たり外していたのは、見えなかった。
 後、最後のCKの前に揉めていたのは、相手の戸川選手が出血して主審に外に出るように言われていたものだった。