食の安全保障

今日の朝も冷え込んだ。更に夜半の粉雪が降り積もり朝日に輝いている。


 今日の重大ニュースは、「ガソリン国会」ではなく「冷凍食品」の話題である。これは、今後の日本にとって石油と同等の問題である。何故なら日本は食料を自給していないからである。

 この食の問題、BSE問題がそのきっかけになるべきだったのだが、牛肉という分野のきわめて限られた問題という位置づけでしかなかった。更に言えば他の輸出国に切り替えるという手段があったため食の安全に対する深い追求は無かった。

 しかし今回起きた事件は、まさしく殺人未遂で「テロ」に近いものである。もし、これが農薬ではなく細菌兵器だったらと思うと食の安全制に対する国の保障はどうするのかと言うことなのである。更にそれが細菌ではなく体に害のある添加物で永年摂取することで影響を及ぼす場合もあるだろう。
 
 まさしく、石油に始まり食料など何気なく日常使うそのものが重要な戦略物質であるということである。それなくして国対国の力関係を考えることはありえない。

 安全な食料を手に入れることがどれだけ大変なことであるか国民に考え直させる必要がある。政治家も今までその安全性の確保ということを重要に考えていなかったと思われ、国内の農業対策の見直しと共に考えていく必要がある。
 全国的に農業への企業の参入を考え大規模な農業をすることを認める時期に来ているのだろう。
 
 後もう一つ、現状の日本人の贅沢を少し控える必要は無いのだろうか?日本人の食べ残しの問題これもついでに考えて欲しいものである。