レラカムイ

昨日の少しの晴れ間の後は、直ぐ曇り空になり、夜半には雨が降り出した。そして今日と明日は雨降りだというからやるせない。
 空を見上げると、何層にも重なった雲が頭上を渦巻くように動いている。上空の風は強そうである。
 台風が温帯低気圧に変わったものであるから、風が強いのも当たり前だろう。更に厚い雲を伴っているため所により雷雨に注意しなければならないらしい。

 今日は、火曜日。先週の残務を片付けなければならないのだが、その処理が昨日の休みで一日延びた格好になってしまった。昨日の休みが自分にとって幸せだったか疑問である。

 その昨日の休みは、札幌の美香保体育館にレラカムイのオープン戦を見に行った。体育館内は2千人の人で埋まり室温は、相当であった。
 今シーズンのレラのユニホームは昨年と違いオレンジ一色である。これは好みの分かれるところだが、ユニホームとしては特徴が薄い。自分の感じではもう少しアクセントをつけた方がかっこいいと思うが、どうだろう?少しあの巨人軍のジャビット君を思い出した。
 
 今シーズンは、去年のメンバーから大幅に入れ替わった。更に新加入の新人の阿部選手もPGに加わり、桜井選手とのポジション争いも気になるところである。更に新外国人選手は、まだ決まっていない様だし、タイラー選手もまだ来日していないためチーム作りもこれからというところだろう。

 オープン戦の相手は、三菱電機で、昨シーズンの4位のチームである。試合は、相手のPGの選手の上手いパス回しに翻弄された格好だったが、後半追いつき最後は、フリースローの跳ね返りを山田選手が決めレラが勝利した。

 まだ調整段階と思うが、相変わらずゴール下のリバウンドが弱い。また速攻が少ないところは去年と同じである。
 今年も折茂選手のスリー頼みでは勝ち抜くことは難しいのは明らか。この辺りシーズンインまでには修正してくるだろう。

 シーズンインは9月、これだけの集客力があれば心強いだろう。更にバスケットボール協会の内紛問題も漸く決着が着いたところである。そろそろ強く格好の良いプロリーグを作らなければマイナーなスポーツのまま終わってしまう可能性もある。
 こればかりは、レラカムイばかりが人を集めていても実現は不可能であるので他のチームも合わせた強化が必要である。
 北海道は、女子も男子も小学生からのミニバスケットボールのチーム数は多く、その選手の多くが中学、高校と続けていく。その土台は、父兄を合わせれば相当な潜在能力を備えているといって良い。
 それを上手く活用していくのが協会の役目だろう。

 サッカー、プロ野球、プロバスケットボール、アイスホッケーというように北海道の4台スポーツとして育って欲しい。それが北海道を明るく元気にする要素だと思うからである。