花火

昨日は久しぶりの青空が広がっていた、しかし今日は、厚い雲に空は覆われている。午前中に雨との予報である。更に風はひんやりとしている。何やら既に夏が終わりに来た様に感じる。

 土曜日出かけた後の帰り道、長沼町辺りで空に花火が打ちあがった。車の中で運転中ということもありそのまま通り過ぎたのだが、あの単発で上がる花火の勢いは、日本の経済の先行きを示しているようであった。

 どの新聞も、自動車産業の不況を言っている。この前オイル交換に行ったディーラーにも客は誰一人いなかった。特に北海道は、本州と比べ不況感が強く、これ程ガソリン価格が上昇すれば車の買い控えが起こるのは当然である。
 日本の経済を牽引してきた自動車産業の衰退は、このまま日本を極東の島国に変えていくのだろう。かってのイギリスがそうであった様に。

 ライブドアの堀江被告がまた実刑判決を言い渡されたが、あのバブルの狂乱は、日本に甘えをもたらした。汗水たらさず利益を得る方法を幾ら学んでも、日本全体の力は付かないことを知っていても無視し続けた。
 教育も社会も崩壊を続け誰もそれを止めることができない。マスコミは、真面目であることを悪とし、不真面目だけが善であると吹聴し、国民を誤った道に陥れたわけである。更に国会議員も、その一般の国民の支持を受けるため、人気取りだけに終始する誰も責任を取らない。それでも良しとした。

 そろそろ日本を変える時期が本当に来たのではないのではないだろうか。