タイムスリップ

空は、本当に色々な灰色が混ざった曇り空。何時雨が降ってもおかしくない。とはいっても昨日は何時雨が降ってもおかしくなかったのに降らなかった。外の風はいよいよ冷たくなり始めた。道路には街路樹の落ち葉が散乱している。もう既に秋と冬の間に入り始めている。今日は、5時頃一度目を覚ました。目覚まし時計の文字を確認し、目を閉じるといつの間にか5時30分に成っていた。これは間違いなく未来にタイムスリップしたに違いない。更にもう一度まぶたを閉じると今度は6時に瞬間移動していた。まさに奇跡を体験したわけである。しかし、このタイムスリップも欠点があり、未来にしか移動できない。これが過去に移動できれば、あんな事やこんな事が出来るのにと思う。自分の能力の無さに本当にがっかりである。しかし、朝の眠りのあのほんの一瞬と思う時間が10分であり、30分であったりするのに、夜の眠りは本当に長く眠ったと思う。何と言うか朝の眠りの感覚は別なものがある。そのせいで寝坊した事が何度かあるのも事実。できる事なら未来にタイムスリップする時は、用事のあるその場所に、身支度を整えて送り出して欲しいものだ。パジャマ姿で放り出されるのは幾らなんでもつらいから。