麻生自民党

朝日がまぶしい。東の空に浮かんだ太陽を見るのは久しぶりである。毎日曇り空ばかりだったので心も新鮮な気持ちになる。 昨日は、午前中から湿った雪が降り続いた。気温が高かったが高層に冷たい寒気が入り込んだためと思われる。予報では、日本海側で50cm程度の積雪ということである。今日の外気温は零度前後で、無風、北海道らしい粉雪が降るだろう。 最近の自民党は、見ていて余り良い気持ちはしない。2日前に渡辺さんが離党し、徐々に自民党的体質が現れ始めてきた。 その一つが、政府の政策に対する批判である。自分たちの政党が政権をとり、その上で政府の運営がある。総理大臣は自民党であるし、自民党の総裁は、麻生さんである。その方が決める方針を党が支持しなければだれが支持するというのか。 この未曾有の経済恐慌の時代に、政権政党が一枚岩でなくてどうするのかと言いたい。 今の自民党の議員は、解散総選挙に向けたパフォーマンスである。次の選挙で消費税増税を選挙公約として掲げて行う時に、自分は消費税の増税には反対していましたとのたまうためのアリバイ作りとしか見えない。  自分は、消費税増税に必ずしも反対していない。政府の無駄をなくしそれでも足りない分は相応の負担は止む終えないというところまで来ている。 そこまで納得しているのに、その旗振り役の国会議員が、この期に及んで自分の選挙のためのパフォーマンスに付き合うほどお人よしではない。 その筆頭は、若手といわれるS議員だろう。良くテレビで滔々と自民党や自分の政策について述べておられる。議論の中で自分の非を認めることなく言い訳が多い人である。その姿に潔さを認めらない人物である。その人が、またぞろ自分は消費増税に反対であると言い始めた。政府の政策を公然と批判するなら離党すべきだろうと思う。  これは、自民党得意の目くらまし戦術であるならたいしたものである。国民の反対の意見が多い政策に対して、必ず党内に反対、賛成派を作る。有権者は、その姿にだまされる。結局選挙が終わり採決が始まれば、党の決定だからと賛成票を投じて終わりというパターンである。消費税増税が問題となるときは、必ずこのパターンである。 今国会は、麻生さんの孤立無援振りが哀れに見える。これで支持率が20%を切ったといわれてマスコミに叩かれ続け、身内から非難されれば、普通は匙を投げ出すところである。 これが続けば、幾らか同情が集まり麻生さんの支持率は回復する可能性はあるだろう。後は、小泉さんのように、「自民党をぶっ壊す」に類したフレーズで国民に信を問う事だろう。