DNA

青空が広がっている。外気温は、零下15度前後だろうか、冬の寒さを舐めていたかもしれない。漸く冬の厳しさを体が思い出した。これが本来の2月の気温で、毎日真冬日が続くのが北海道である。今までの零下といっても−4,5度程度で、それを寒いといっていては笑われてしまう。 しかし、思わず寒いという言葉が口から出てしまう。 今朝の話題は、これ 【ロサンゼルス2日共同】米コロラド州ボールダーで1996年12月、美少女コンテストの常連だったジョンベネ・ラムジちゃん=当時(6)=が自宅で殺害された事件で、地元警察は2日、本格的な捜査を再開したと発表した。 事件の際に集めた証拠品を、最新の検査技術で再検査し、残されたDNAなどから新たな犯人を見つけようと言うことらしい。 確かに事件が起こってから13年経ち、その当時と今とでは検査技術の進歩は素晴らしいものだろう。もしかしたら真犯人が割り出せるのかもしれない。  でも何故犯罪の多いアメリカで、またこの事件の再捜査が行われるかといえば、やはり話題性だろう。多くの人の記憶に残っている事で、この事件の種明かしを知りたいという気持ちがあり、更に警察もこの派手な事件を解決する事で手柄を得ようという事だろう。 それに比べてと言うと語弊があるが、日本の警察は、時効近くにアリバイ作りのように再捜査を行うだけで、結局時効になる。そのため国民は、警察の操作能力の限界を知ってしまった。 この点は、日本の警察も見習うべきである。未解決の事件を時効前に解決する事が犯罪の抑止力になるだろう。 そういえば、一時期連続して起きた女子高生の殺人事件もその後音沙汰が無い。これも解決できぬまま時効を迎えてしまうのだろうか。 被害者及び被害者の家族にとって事件の一刻でも早い解決が望まれる。