この先の行方

 朝方、結構な雪が降り、4,5cm程積もったが、今では空は見事な青空である。朝の天気予報では、北海道のどの地域も晴れであったので本当に局地的に降ったようだ。

 気温もテレビでは、マイナスであったが、それ程寒くはない。


 今日の朝のニュースで以下の話題が取り上げられていた。

引用 東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010033002000050.html

『秘書任せ』2時間結審 勝場被告に禁固2年求刑

 鳩山由紀夫首相の資金管理団体友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入、不記載)の罪に問われた首相の元公設第一秘書勝場啓二被告(59)の初公判が二十九日、東京地裁(平木正洋裁判長)で開かれ、勝場被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。

--

そのニュースの中の鳩山首相の顔を見て思ったことは、

「この人は終わったな」である。

 既にその表情は、昔の総選挙に勝った時の面影はなく、どこにもエネルギーが残っていない顔をしているから。

 

 何が好きで、マスコミは、総理大臣の首を落としたがるのだろうと同時に思った。日本の政治をダメにしているのは、マスコミである。

 日本の総理大臣をすぐにやめさせることが日本の国力をどれだけ削ぐのか理解して行動しているのだろうか?

 自分たちマスコミ達の不祥事についての報道は、いつの間にか攻撃の手を緩め、無かった事にするのに対し、他の者が引き起こした不祥事については、相手が泥にまみれ、地に這い蹲るまで攻撃の手を緩めないのは、まさしく日頃自分たちが非難しているいじめと同じ構造である。

 ただし、決して不祥事を追求するなと言っているわけではない、誤った行いを報道するのはマスコミの使命である。しかし日本には、昔から敗者を追い詰めないと言う美風が有ったはずである。その風習が今のマスコミに存在しないことを言っているわけである。

 自分にとって今回の政権交代は、行き詰まった日本の行く末を変える絶好の機会であった。本当に必要なのは、昔からの慣習を見直し新しい衣で出直すことである。

 そのチャンスが今回の政権交代であった思う。その一番変化を起こすべき大事な時期にスキャンダルで足元をすくった結果になったことは、日本にとって最大のチャンスを失ったことに他ならない。

 今後、天然資源の奪い合いで確実に争いが増え、混乱した世の中になるのは間違いない。その混乱を目前に控え、先の準備も無しにそれに立ち向かわなければならないのである。

 

 台風に向かって手漕ぎボートで大海原を航海する勇気が今の日本人にあるとは到底思えないのだが。