相撲

 曇り、時折、水滴がポツリと顔に掛かるが、振り出しそうなものではない。昨日から晴れ間が見えない天気が続いている。折角昨日は夏至だと言うのにその恩恵は受ける事は出来なかった。

 この先、どんどん日が差す時間が短くなって行く。日の光から言えば一年の折り返し点を過ぎたことになる。


引用 スポニチhttp://www.sponichi.co.jp/sports/news/2010/06/22/11.html) 

 相撲案内所 暴力団組員が代表の1軒と契約打ち切り

 名古屋場所暴力団幹部らが特別席で観戦していた問題で、日本相撲協会と共催の中日新聞社は21日、同場所のチケットを代行販売している「相撲案内所」のうち1軒の代表者が暴力団組員だったとして、この案内所との契約を打ち切った。

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 この問題、相撲協会というか相撲自体が長年暴力団関係者あるいは、それに類する者との付き合いは公然の秘密であったはず。

 相撲でいう「谷町」は、一般の人に混じってそういう関係者を含み、更にその中で灰色になっていたはずである。

 お遊びとしての相撲観戦、そして賭け事そして、その他の付き合いと言うように清濁合わせ持った世界であった。

 今回野球賭博が話題になったが、直接暴力団が顔を出す事は、今までは御法度だったはず。八百長問題にもしばしば話題になるが、表向きは相撲関係者が取り仕切るのが掟だったのが、今回、恐喝に至ったのは、その辺りの関係が崩れている証拠である。相撲人気のかげりがこのような事態を生み出したのかもしれない。

 生かさず殺さずでは無く、手っ取り早く大金をせしめようと考えるのは、今までのやり方と異なり裏社会も変化していると言う事なのだろう。

 手っ取り早くやらなければ、他の組織に利益を奪われてしまうような事になっているのだろう。それはそれで恐ろしい事である。

 今回の事件、どうしても朝青龍の事件、その前の大麻事件の関係を考えざるえない。外国人力士が入ってきて相撲の世界も国際化し、それまで日本人だけで行ってきた相撲という競技とは別のアンダーグラウンド的な行いが上手くいかなくなった証ではないのだろうか。

 

 日本人力士だけなら、八百長も上手く取り仕切れたのが、外国人力士の影響でガチンコ勝負に成って来たため、勝敗の行方をコントロールできなくなった仕切り役が、その役割を終えたと言うことだろう。

 これ程、相撲協会の理事会の動きが緩慢なのも、今の理事の多くが何らかの暴力団との付き合いが有ったからと勘ぐられてもしょうがない。

 さて、今後どのように相撲を残していくのだろう。残すとしても今の力士経験者だけで相撲社会を維持するのは限界が来ていたのだろう。